第1章 濃度 導入(1)「濃度は3パターン」のみ |受験Dr.が「算数」の偏差値をアップさせる奥義を伝授!

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第1章 濃度 導入(1)「濃度は3パターン」のみ 

濃度は、以下の(1)の3パターンだけで、ほとんどの問題が解けてしまいます。偏差値40台の問題から、偏差値70の応用問題でも、下記の3パターンを繰り返しているにすぎないのです。

 

まず、ここでは、この3パターンには、どういうものがあるかをイメージできるようになるように覚えてしまいましょう。

 

(1) 面積図の「式」で解くパターン

食塩水の面積図を足し算や引き算の「式」に表して解くとイメージしやすく、整理され、解きやすくなります。食塩水に違う食塩水を加えるときは、「足し算」。蒸発させるときなどは、「水の面積図」までかいて整理すると良いでしょう。

 

(2) 面積図の「流れ図」で解くパターン

ある食塩水の一部を他の食塩水などに混ぜる場合などに使います。この場合、面積図の「式」だけでは表しづらいので、「流れ図」として表わすとイメージしやすく、整理され、解きやすくなります。

 

(3) 面積図の「平均算」で解くパターン

ある食塩水Aと、別の食塩水Bを混ぜできあがった食塩水をCとすると、この3種類の食塩水の重さのうち1つの重さ(g)しか与えられていない場合などの問題では、上記の面積図の「式」でも、面積図の「流れ図」でも解けませんので、「平均算」を利用して、面積図同士をくっつけて解きます。この場合、逆比も使えますので、5年生で、「比」を学習した後に、再度、濃度の問題を「比」を使って解く訓練もしておくと良いでしょう。