中学受験4ヵ月前の留意点 (ドクター国語通信10月号からの抜粋
10月に入りました。つまりそれは、一教科に30日費やせる時間が過ぎたことを意味します。また、季節も涼しくなり、いよいよ入試が近づいてきたことを否応なく実感させられる季節に入ったことも意味します。残り四ヶ月のこえをきくと焦りばかりが強くなり、特にまだ勉強の成果が見えない家庭ではなおさらその思いが強いことと思います。
ここから先は本当に一日一日を大切に過ごし、「短期決戦」だからこそ効果の上がる勉強法を考えなければいけません。
1.得意科目での「逃げ切り」は入試では通じません。得意教科の倍の時間を使い、苦手教科を克服しましょう。いままで点が取れなかった分、伸びしろが期待できるからです。
2.一日単位・分刻みの「家庭学習スケジュール」をつくってください。そして必ず守り、守らせてください。
3.暗記分野(理・社・漢字語句)はこの先「一期一会」のつもりで覚えていきましょう。入試は「一点差勝負」です。その日のうちに必ず覚えてください。
4.なるべく親御さんの目の届く範囲で勉強させてください。伸びていない生徒は間違いなく「勉強不足」「復習不足」「やる気の無さ」が原因です。「何時間も自室で勉強しているにもかかわらず結果のでない子」は「何時間も机の前で座っているだけの子」である場合が多いのです。
5.そろそろ早寝早起きの習慣を身に付けましょう。朝6:00から7:00は記憶に適した「黄金時間」ですので、この時間に暗記ものをあてるといいでしょう。
―10月の予定―
5年生
「予習シリーズ」を使いますが、この時期は各塾でいろいろなテストが行われます。良問多いので、それらにチャレンジする時間も確保したいと思います。
6年生
ここから先は「総合問題」が中心になります。総仕上げに入りますので、結果をだすことに重きをおいてください。
中学受験ドクター 国語科