中学受験9ヵ月前の留意点 (ドクター国語通信5月号からの抜粋)
新緑深まる季節となりました。二月より入塾された生徒も早や三ヶ月目になり、そろそろ結果を出したいと考えているころではないでしょうか?
結果を出すことを本気で考えるならば、まず「教わった通りやってみる」ことを最優先させてください。成績の伸びない生徒は間違いなくこの点が徹底されていません。これではいくら勉強量を増やしても効果は上げられません。
「学ぶ」とは本来「まねをする」から派生した言葉です。古来よりたとえば芸事や料理、哲学の世界でも「師匠」とよばれる人のまねをし、そこから自分を磨いていくのが「正当な学び方」であったはずです。「自己流」からは何も生まれません。今までそれで失敗を繰り返してきたにもかかわらず抜け出せないのは、「自分を変える勇気がない」=「中学入試を成功させたいという意志が薄い」からだと判断されても仕方のないところです。日々の授業の復習、「テストの受け方」の確認をし、それらを活用することに徹してください。
―5月の予定―
5年生
今まで通り「予習シリーズ」を使っての授業です。語句・漢字はできれば専用ノートを作りそこに仕上げてください。
6年生
先月に引き続き選択問題を中心に行います。物語・説明・論説と一通り学習しましたので、それぞれの解き方をよく覚えていきましょう。漢字・語句を疎かにしていませんか?合格できる人はたとえ配点が低い問題でも確実に得点します。「これが入試にでたらどうしょう。これで自分の六年間が決まるんだ。」ぐらいの危機感をもって覚えてください。
その他
先日ご提出いただいた「家庭学習表」の空き時間にこちらから課題を入れ、オリジナルのものを作って参りますが、それについて面談を希望される方はご連絡ください。
中学受験ドクター 国語科