中学受験10ヵ月前の留意点 (ドクター国語通信4月号からの抜粋)|中学受験専門国語塾ドクターが「国語」の偏差値をアップさせる奥儀を伝授!

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中学受験10ヵ月前の留意点 (ドクター国語通信4月号からの抜粋)

 四月に入り、風薫る季節の到来となりましたが、皆様方におかれましては益々御健勝のことと存じあげます。

 さて、六年生はこの時期からあちこちで催されている模擬試験を受けるため多忙を極めていると思いますが、今回はその受け方についてお話します。

 春講を含めた学習の成果がどのくらいでているか、その期待をこめてお受けになったと思いますが、ほとんどのお子様、ご父兄は予想外に悪い結果に愕然としたのではないでしょうか?最初から難しい問題を当ててきた主催者側の策にはまったことも原因でしょうが、最も大きな理由は「まだまだ未熟である」ということです。

 学習の成果は一朝一夕に出るものではありません。こんなに早く結果が表れるのであればだれも苦労はしません。毎年いえることですが、本当の実力は入試ギリギリまで見えてこないものなのです。ですからこの時期の成績上位者、下位者、慢心している人、落ち込んでいる人もあまり実体のないものだと思ってください。

 今年前半のテストの受け方は、「結果よりも弱点を明らかにする」ことを重視してください。緊張したとか、時間配分を誤ったとか、そもそも力がついていないとか、何でも構いませんので、これら露呈した弱点をどうすべきか考え、次回にそれが克服できればそれでいいのです。これができればテストを受けた意味があったということになります。

 この時期は「スピードより丁寧に解く」ことを重視してください。時間不足で多少空白がでても構いませんので、丁寧に解き、その解いたものを確実に得点する習慣を身につけてください。また、少しでもスピードを上げたいのであれば集中力を保つことを意識してください。

 

 

※学年、科目を問わず同じミスを繰り返したり(復習不足)、教わった通りやろうとしない生徒(自分を変えようとしない生徒)が目立ちます。昔から「出来る人のまねをすること」が最も効率の良い学習方法であると言われてきました。しかし、それらを実行せず、あくまで自己流を貫くというのであれば当塾で教わる意味は全くありませんし、成績が上がるはずはありません。あとは「集中力」(本気で結果を出したい人なら当然身についているものです)。これらをやらずして成績云々というのは筋違いです。その点を真剣に考え、即実行に移しましょう。

 

中学受験ドクター 国語科