中学受験12ヵ月前の留意点 (ドクター国語通信2月号からの抜粋)
いよいよ来年の中学受験に向けてのスタートになります。入塾された新五年生、六年生は、まだまだ慣れてない部分もあると思いますが、少しずつ慣れてくると思います。これから先、講師と一緒に、中学受験成功を目指し日々精進していきましょう。
今年も入試結果が出揃いつつあります。教室に貼られてある合格者の名前、合格校を見ていますと、それぞれの生徒の頑張りが思い出され、今年もいい結果を出そうという気持ちにさせてくれます。
ところで、毎年感じることですが、受験に成功する生徒と、そうでなかった生徒には何らかの共通点があるように思えます。以下を今後の参考としていただきたいと思います。
1.子供の実力を正しく理解し、それに合った学校を選べたか否か。
2.子供に対して厳しいが、感情的に叱ることはなかった親であったか否か。
3.一生懸命勉強させるが、子供を追い詰めなかった親であったか否か。
4.受験する目的、させる目的に親子で見解の相違がなかったか否か。
5.結果がでなくても短気にならず、冷静に対応できる親子であったか否か。
6.講師の指示に対して、素直に取り入れることのできる真面目な子供であったか否か。
7.親子共にどうしても成功したいという気持ちを最後まで保てたか否か。
8.中学入試は厳しいという前提で取り組めたか否か。
9.どんなときでも自分は子供の味方であるという接し方を親がしてきたか否か。
10.本気で取り組む一方で、「たかが中学受験」という心のゆとりを持ち、明るい家庭環境を作る努力をしてきたか否か。
入試の結果を決定するのは学力以上に「人間力」「家庭力」が大きく影響していることをお考えいただければと思います。
中学受験ドクター 国語科