みなさん、こんにちは。受験ドクターのAです。
受験ドクターで算、国、理、社の四科目を指導させていただいている幸せな講師です。
今日は、算数の計算問題についてお話ししたいと思います。
計算間違えが多くて困っていると嘆かれる親御様、お子様が多数おられます。
計算間違えが少なくて、まったく心配していないという受験生はいないとおもいます。
でも、あるんです。
計算問題を間違えない究極の方法が!!
それは、ズバリ、「計算をしない」です。
これは実は当たり前のことなのですが、気付いていない人が多い事実です。
なぜ、当たり前かというと、一回計算するたびに、一回計算ミスをする可能性があるからです。
たとえば、次の問題を考えてください。結構難しいですが
◆この問題で、もっともやってほしくないことをするので真似しないでください。
全部足すと
8回計算しています。
敢えて正解を出していますが、この方法でやると受験生はほぼ100%間違えます。
「3.14の計算は最後に1回だけ」というのは受験算数の基本中の基本です。
私の場合、3.14の掛け算を3回やっていることに気付いたらその瞬間にその問題は捨てるように生徒に指導しています。時間がかかるうえに間違えるという最悪のパターンに陥るからです。
◆次のやり方が一番正解を出している生徒の解き方ですが、ベストではありません。示してみます。
=でつながっているので、1つの式で工夫してやっていると思います。
で、ここからは最初と同じ
9×9×3.14×角度=19.782
だから、19.782÷3.14=6.3
となるんだと思います。
◆ベストの解き方を示すので、疑問に思う方はAまでご一報ください。
1つの式で行っています。3.14が現れません。1とか2とか3とか、文章中には出てきていない数字が出てきている。でもこれがベストなんです。
いかに計算をしないかが大切か分かってほしいところです。
この計算をしないで、日本人は計算が得意だという事実があります。
それは九九です。
7×9=63ですよね。
7を猛烈に9回足している人はいらっしゃらないですよね。
覚えているんです。計算をしていないんです。
中学受験ではこのレベルがあがります。
3.14×1~9=は九九と同じレベルで覚えます。計算しません。
11×11~21×21の平方数も九九と同じレベルで覚えます。計算しません。
計算は極力しない。これが、計算を間違えない究極の方法です。
では、本日はこれまで。