みなさんこんにちは。
受験ドクター社会科講師の荒木将生です。
今回は得点に直結する歴史の語呂合わせのなかでも、よく出る単元を3つご紹介します。
歴史分野での得点力は、中学受験の社会科では大きな武器となります!「社会であと少し点数が上がれば…!」という悩みも、これで解決!!
では、早速みてみましょう!
【1】 中国の歴史書に書かれている日本のようす
漢字で100点取れたから、
(かんじ➔『漢書』地理志、100➔百余りの国に分かれていた)
動かん父さん、金くれる。
(ごかんとう➔『後漢書』東夷伝、金➔金印を授かった)
でも、
歴史は、ひみつじゃ!(30点なんて、言えないよ…)
(きし➔『魏志』倭人伝、ひ➔卑弥呼、じゃ➔邪馬台国、30➔三十余りの国にわかれていた)
金印は、江戸時代に博多湾に面した志賀島で発見されています。紫色のヒモ(紫色は当時の皇帝クラスのものしか使えない高貴な色だった)がついていたとされ、「金印紫綬」といわれることもあります。なお、魏志倭人伝に出てくる卑弥呼の活躍した時代ですが、漢字に注目すると、「卑弥呼」というように弥生時代であるということも分かりますね!
【2】 鎌倉時代の新しい仏教
北 条 しん しん、 一向宗。
(ほう➔法然 じょう➔浄土宗 しん➔親鸞 しん➔浄土真宗)
一 時 に エ リ と 同 窓 会。
(一➔一遍 時➔時宗 に➔日蓮(宗) エ➔栄西 リ➔臨済宗 同➔道元 窓➔曹洞宗)
となります。「北条」という言葉から執権を担当した北条氏が浮かびますので、時代区分もおまかせあれ!浄土真宗は、一向宗と呼ばれることもあり、のちに加賀国で一揆を起こしたということも覚えられるといいですね。さらに日蓮宗は、法華宗ともよばれていたことまでわかるとより得点力アップにつながります。これらが頭に入ったら、この中でどれが禅宗であったのか、それぞれの宗派の特徴も確認しておきましょう。
【3】 日米修好通商条約で開港したところ&貿易を始めた国々
あ お い フ ロ の
(あ➔アメリカ お➔オランダ い➔イギリス フ➔フランス ロ➔ロシア)
な か に は ヒョウ が・・・
(な➔長崎 か➔神奈川(横浜) に➔新潟 は➔函館 ヒョ➔兵庫(神戸))
・・・できれば、いてほしくないですけれども。
【★おまけ★】 不平等条約は、「4」で解決!
1894年 陸奥宗光 が イギリス と交渉し、 治外法権 を撤廃した!
(④がある! ④文字 ④文字 ④文字)
1911年 小村寿太郎 が アメリカ合衆国 と交渉し、 関税自主権 を回復した!
(④がない! ⑤文字 ⑦文字 ⑤文字)
区別することで、正誤問題にとても強くなれるはずです。このような視点からでも社会科の語呂合わせができるので、みなさんもオリジナルの語呂合わせを考えてみてはどうでしょうか。
いかがでしょうか。実際に毎年の合不合判定テストやマンスリーテストにも出題があるものばかりです。今、まさに語呂合わせで覚えて、得点力アップ&クラスアップをねらいましょう。また、今回の内容が簡単であったと感じる皆さんは歴史分野でしっかりと点数が稼げるような力を備えているはずです。自信をもって学習をすすめましょう。
もちろん、根本から理解することも大切ですから、知識を整理した後は用語同士の「流れ、つながり」も確認することも忘れずに。
まだまだ、紹介しきれなったものや、【地理編】・【公民編】などもあります。社会のオモシロ話も目白押しの荒木の講師ブログは順次更新していく予定です。次回もお楽しみに!!