みなさん、こんにちは。
はじめまして、受験ドクター算数科の江田です。
新学年が始まり2週間ほど経ちましたね。
新しい環境にはもう慣れましたか。
塾の新学年のペースをつかんできたかな、
というところで学校の新学年が始まって
「日々の学習計画を組み立て直さないと…」
と考えているご家庭も少なくないと思います。
特に6年生のお子さんを持つご家庭では、
焦る気持ちが大きくなり
どうしても身近(現実的)な目標を見失いがちです。
そんな状況に直面していたら…
今通っている塾、今使っている教材で、
①必ず取り組むべきもの
②時間があるときに取り組むもの(「すきま時間」で取り組めるもの)
③手をつける必要がないもの(手をつけてはいけないもの)
の整理をしっかりとすることが大切ですよ。
この優先順位については、
ぜひ
教科ごとに塾の先生に直接相談して
さらには
お子さんと一緒に
考えていきましょう!
私は、中学受験ドクターに来る前
10年ほど集団塾にいて、
多くのご家庭と面談をさせていただいたのですが…
上記のどちらも、
実践されているご家庭は意外と少ないものだ
という事実に気づかされました。
まずは塾を最大限利用すること!
これが今回皆様に一番伝えたいことです。
「こんなこと聞くの、うちだけじゃないかしら…恥ずかしいわ。」
とか
「面倒くさい親だと思われたらイヤだから、やめておこう」
と考えて、塾の先生に相談することをためらう
ご家庭も多いようです。
集団授業の中で、私は
「これだけの生徒(15~30人ほど)がいる中で、“自分(1人)だけがわからない”
ということは絶対にない!1人わからない人がいれば、絶対に何人かは同じ疑問
を持っているはずだよ」
と、生徒によく話していました。
「だから、堂々と質問しよう!」
と。
このことと同じだと私は思います。
これをご覧のみなさまの中に
「あっ、うちのことだ!」
と感じた方がいらっしゃいましたら、
ぜひ
「うちだけじゃないのね。じゃあ聞いてみようかしら」
と思っていただければ幸いです。
塾講師全員がそうとは言えないとは思いますが…
「〇〇くん、〇〇ちゃんは家ではそんな様子なのか」
と、そのお子さんを知る機会が増えるので、相談してくれることを
私はむしろ、うれしく感じていました。
ましてや、お子さんが内気な性格で
塾ではほとんど声を発しない場合はなおさらです^^
次に
お子さん(本人)に考えさせること!
お子さんが“やらされている”感を持ってしまうと、
どうしてもこの先行き詰まることが多くなってきます。
特に、6年生のお子さんなら、本人に“自分の課題”を考えさせる
ことも大切です。
どうしても、親御様が何から何まで口を出したくなるものですが…
さきほど挙げた
①必ず取り組むべきもの
と
③手をつける必要がないもの(手をつけてはいけないもの)
については、塾の先生にアドバイスをいただき、その内容を
お子さんと共有しましょう。
(親子の間で「先生がこう言っていた」、「いや、そんなことは言っていない」
など、よく言い合いになるご家庭は、塾の先生のアドバイスを親子一緒に
聞けるよう、三者面談をおすすめします!^^;)
そして
②時間があるときに取り組むもの(「すきま時間」で取り組めるもの)
これについては、ある程度お子さんに選択の余地を与えて
よいと思います。
もちろん、塾の先生のアドバイスをもとにしたうえで、
その中から自分でやりたいものを選ばせてあげてください。
自分で選ばせることによって、「やらされている」感の解消だけでなく
責任感を持たせることもできますね。
また、志望校など
目標がはっきりと決まっているお子さんであれば
その目標に向かって、“今の自分に足りないもの”
を自分で分析させ、それに取り組めることが理想ですが…
そこまではなかなか厳しいと思いますので、
その点は一緒に考えてもよいでしょう。
中学受験は、一生に一度しか経験できない貴重なもの。
ましてや、いろいろな事情で、経験したくてもできないお子さんもたくさんいます。
このことを
今小学生のお子さんに理解させることは…
うーん…
あきらめましょう。
私自身、中学受験を経験しましたが
自分が小学6年生の頃は、そんな考え方は
全くできませんでしたよ。
なにせ、毎日やることが多すぎて
心にゆとりがない!(;´Д`)
大人になってから
というより
塾講師という仕事をするようになってから
気づかされました。
せっかく始めてくださった中学受験勉強。
大切なことは、
本人が頑張るだけでなく
家族みんなが支えてあげる・伴走してあげること
です。
そのためには、きっと親御様の不安や疑問が
解消されなければいけませんよね^^
これをご覧くださったみなさん
さっそく明日以降…
塾を最大限“利用”しましょう!!
次回は、算数の講師らしく(?)
中学入試によく出題される問題についてのお話を
したいと思います。
では、また。