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投稿日:2017年09月14日

テーマ: 算数 / その他

気分転換に頭の体操を♪

みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数科の江田です。

残暑が…
厳しいです…

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いつまで続くのやら。

それはさておき…

夏休みが終わり
いよいよ受験まで4ヶ月と迫った6年生も
学習するときの集中力を保つためには
たまには気分転換が必要ですよ^^

もちろん、
6年生以外のお子様も
普段からメリハリをつけた学習を
心がけましょう!(^-^)

さて、その気分転換、
どうせするなら「ためになるもの」に
したいですよね♪

もちろん
外で思いっきりはしゃいで
ストレス発散!
というのも良いのですが…

まだまだ暑いこの季節、
熱中症の恐れもありますから
屋内でできる「おすすめの遊び」を
ご紹介いたします。

その名も
素数大富豪」!!

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そうです、
トランプの「大富豪」
をもとにしたゲームです。

全体的な流れは
「大富豪」に似ているのですが…
かなり頭を使いますよ~♪

細かいルールはいろいろとあるため
ここでは省略させていただきます。
まぁ、ざっくり申し上げると
前の人が出したものよりも大きい素数を出す
だけです。

ん?待てよ…
トランプは最大で
「K」=「13」
までしかないじゃん!

って思いますよね。
ところが、この「素数大富豪」、
複数枚組み合わせて数を作る
ことができるのです。

たとえば
「6」と「K」の計2枚を組み合わせて
「613」という素数を作る
ことが可能というわけです。

もちろん
「6」と「1」と「3」の計3枚を使って
作ってもよいわけで、
前の人が3枚使って出した場合は
それ以降の人も必ず3枚使って出さなければならない
という「枚数縛り」が発生するわけです。

このようにして
基本的には
前の人が出したものよりも大きい素数を出す
だけですが…

「大富豪」と一緒で、
「8切り」や「革命」
もあります!

「大富豪」において「8切り」は
8が出た時点で“その場が流れる”
というルールです。
「素数大富豪」において
この代わりとなるのが…

57」です!!

ほぇ!?
57」って素数じゃないじゃん!!(;´∀`)

そう、
素数じゃないのに出すことができ、
しかも“場を流す”こともできるのです!
(ちなみに「57」は2枚を使って出すしかありません。)

いったいなぜ??

その理由は
グロタンディークという
数学者から来ています。

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自然数57は 「グロタンディーク素数」 と呼ばれる。
これはグロタンディークが素数に関する一般論について講演をした際に、
具体的な素数を用いて例を挙げることを求められたとき、
彼が誤って57を選んだことに由来する。(Wikipediaより引用)

猿も木から落ちる

ということでしょうか。
なかなか面白いエピソードですね♪

このエピソードにちなんで
「素数大富豪」においては
57」を特別な数字として扱うそうです。

ちなみに、
この「57」を出して場を流す際
「8切り!」の代わりに
「グロタンカット!!」
と宣言します^^
(ちょっとかっこいいですね♪)

また、「革命」は
起こった時点で“数字の強弱が逆転する”
ものです。
つまり
前の人が出したものよりも大きい素数を出す
から
前の人が出したものよりも小さい素数を出す
というルールに変わるのです。

この効果は
「素数大富豪」では
1729」によって発揮されます。

この数もまた
素数ではないのですが…

別の数学者である
ラマヌジャンのエピソードから来ていて
1729」を出しながら
「ラマヌジャン革命!!」
と宣言するのです。
(算数科の講師の私としては
非常に面白いと感じるエピソードですが…
割愛させていただきます。
ご興味があればお調べください♪)

というように、
大いに遊びの要素も取り入れつつ
しっかりと頭を使わなければならない
素数大富豪
2人から遊べますので
是非気分転換にされてみては^^

ただ、1つ難点が…
そうです、
出した(出された)数が
本当に素数なのかどうか、
判定しなくてはならないのです。

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正しいルールでは
「素数判定員」
を用意しなければならないのですが、
最近では
“素数判定アプリ”もありますので
そちらを活用されればよいと思います。

あ、もちろん
自分がカードを出すときに
素数判定をしてから出すのは
ダメですよ♪

頭の中で
「これは素数だ!」
と暗算で考えることに
このゲームの醍醐味があるのですから♪

私は実際にやってみて
頭がとっても疲れました♪(笑)
でも、とっても楽しいですよ!

今日はここまで。
また次回お会いしましょう!

算数ドクター