みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数科の江田です。
2018年度入試も終わり、
小学校よりも一足先に
塾では新年度がスタートしていますね。
新年度、
新しい学年になって、
通塾曜日や通塾日数など
いろいろと変わることで
また慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
あせらずに、まずはしっかりと
「1週間の学習の流れ」
を組み立てていきましょう!
さて
新年度はじめてのブログは、
今年の入試問題を取り上げてみようと思います♪
今回取り上げる問題は…
埼玉の女子難関校である
浦和明の星中学校の大問1の(4)です。
みなさんも少しチャレンジのつもりで考えてみてください^^
カレンダーの日付に、4月1日から、1日、5日、9日と4日ごとに丸印を付けます。
また、同じように、4月1日から5日ごとに三角印を付けます。
4月1日は日曜日でした。
丸印と三角印の両方が付く最初の水曜日は、何月何日ですか。
さあ、いかがでしょうか。
いったいどのように考えていけばよいのでしょうか。
もちろん、
丸印をつける日付と、
三角印をつける日付を以下のように書き出すことで
すぐにきまりに気づくはずです。
(数字は「4月〇日」の○に入る数を表しています。)
このように、
丸印と三角印の両方がつく日は
○で囲んだ日付となり、
4月1日をスタートにして、
1から20(←4と5の最小公倍数)ずつ増えていく等差数列
となりますね。
すなわち
4月1日のあと、はじめて丸印と三角印の両方がつくのは
「20日後」であり、その日は4月1日の日曜日から
20÷7=2あまり6
⇒曜日が6つずれる
こととなり、
日→月→火→水→木→金→土
⇒土曜日
とわかります。
またここから考えれば、
さらに20日後に両方の印がつき、その曜日はさらに6つずれる
という考えがそのまま使えますね♪
ということは…
曜日だけ考えると
とずれていき、
はじめて水曜日になるのが、
4月1日から考えて
20×4=80(日後)
とわかります!
よってその日付は…
と計算すれば
「6月20日」
と求まりますね。
いかがだったでしょうか。
もちろん、
これは1つの解答例ですが…
解説を聞く限り、
「それほどたいした問題ではないな」
とお思いになったかも知れません。
たしかに、
特別ひねった問題ではないので
合格するためには落としたくない問題だった
と言えます。
しかし、
実際合格した受験生に聞いてみたところ、
意外にも
「これ間違えちゃった!」
「どうやって考えるの?」
という反応が多かったのです。
このように
入試本番では独特の緊張感などによって
うまく力を発揮できなかったりするものです。
「普段はふつうに解けるのに本番ではうまくできなかった」
というのは、よくあることなのです。
逆に
「普段は全然できないのに、本番ではうまくできた!」
というのは、ほとんどありません(+_+)
少なくとも、普段から
「当たり前のことを当たり前に正解できるようにする」
ことは非常に大切です。
これは特に“計算”に言えることでしょう。
どの学年のお子様も
入試本番で最大限実力を発揮できるよう、
日々の努力を積み重ねていってもらいたいと存じます。
頑張れ受験生!!
それではまた次回♪