いよいよゴールデンウイーク突入。
毎週毎週の塾の学習で積み残しを感じているお子さんにとっては
ここで少しでも挽回しておきたいところではないでしょうか。
でも、いったい何をやったらいいの?
結構迷いますよね。
最近受けたテストをもう一回解きなおさせてみようかしら
とか。
とりあえず去年のテキストを引っ張り出してきて、1回から順番に復習してみようかしら
とか。
ここで、ちょっと工夫してみましょう。
通常大手塾のカリキュラムは算数の主要テーマをまんべんなく、少しずつレベルを深めて学習を進めていく「スパイラル方式」で配置されています。
ある1ヶ月を例にとってみると
図形→数の性質→割合の文章題→調べ上げ→・・・ というように
毎週ころころと内容が変わっていることもあるんですね。
いろんなことをやったなあ・・・ということは覚えていても
一つ一つの内容についてはどれも曖昧・・・
なんて事態も大いに起こりうるのです。
そこでおすすめなのが「縦割り法」です。
テキストの1回から順番にではなく、
回を飛ばして関連するテーマを順にたどっていきます。
関連するテーマというのは何か?
中学受験の算数で扱うテーマは大まかに分けると次のように分類できます。
①平面図形
②立体図形
③調べ上げ(場合の数)
④数の性質と規則性
⑤典型文章題
⑥速さと変化をとらえる問題(グラフを含む)
⑦計算のルールと工夫
境界線の曖昧なものもあるでしょうが、
5年生までに学ぶ単元の学習はおおよそこの7分類のいずれかに該当します。
週ごとの学習ではスパイラル方式でこの7分野をあちこち飛びながら学んできていますから
これを、今度は縦につないでいくのです。
例えば平面図形であれば
多角形の性質
円とおうぎ形
平面図形と比
合同と相似
直角相似と折り返し
・・・
というように、これまで学習したテキストを通して
その分野に関連するテーマだけを拾って集中的に復習します。
すると、その分野についての
少なくとも塾で学んで身につけておくべきもの
基本問題として示されたものが何であり、
それが今の時点でできているのか、忘れているのかをチェックすることができます。
一度に全部を復習することはできませんから
分野に区切って、その分野に関してはきっちり押さえた、という手ごたえをつかんでおくことが、
今後の模試、とりわけ範囲の広い実力テストタイプの模試で効果を発揮します。
ぜひご活用下さい。