みなさま、こんにちは。
受験ドクター算数科のHH講師です。
夏真っ盛り、暑い日が続きますね!!
少しでも涼しいお話をと思い、8月2日が何の日か調べてみることにしました♪
調べてみたところ、なんと・・・・
カレーうどんの日でした!!!!
いや~、あっつあつのカレーうどん、いいですね~・・・思い浮かべてください。
少しは涼しく・・な・・・り・・・
って、なるかいっ!!!!!!
茶番はさておき、その由来ですが、6月2日がカレーの日、7月2日がうどんの日ということから、8月2日がカレーうどんの日となったようです。
それにしても、カレーの日とうどんの日の2つを組み合わせて、カレーうどんの日にしてしまうとは、多少スパイスが効きすぎていますね。
しかし、そんなスパイス効きすぎの話が、実のところ受験算数には多いのです!!
2種類以上の考え方を組み合わせた問題は定番で、実際の入試問題においてもよく出題されます。
その意図は、運用力を測りたいからです。
運用力とは書いて字のごとく、知っている知識を運用する力となります。
受験ドクターでは、各単元の根本原理の指導に力を入れていますが、その根本原理を理解していなければ、知識を運用することはできません。
実際に問題を解いてみましょう。
【例題】
1500mの道のりを時速3.6㎞の速度で歩き始め、途中5分休けいしたあと、健康のために歩くスピードの3倍の速さで走ったところ、19分40秒かかりました。走り始めたのは歩き始めてから何分何秒後ですか?
このような問題を見ると、速さの問題だということにはすぐ気が付きますが、問題を解くためには、つるかめ算の考え方も必要となることに気が付く必要があります。
【解法(手順)】
①まずは歩く速さと走る速さを秒速で求めましょう。
時速3.6㎞÷3.6=秒速1m (歩く速さ)
秒速1m×3=秒速3m (走る速さ)
時速(㎞)を秒速(m)に変換する際は、3.6でわれば良いことを知っていると、すぐに求めることができますね。(速さの変換)
②歩いた時間と、走った時間を合わせると何秒になるか調べましょう。
19分40秒-5分(休けい)=14分40秒
14分×60+40秒=880秒
分から秒にすぐに変換できるようにしましょう。
算数が苦手な場合は、ここでつまずいてしまう場合もあります。(単位換算)
③ つるかめ算を用いて、歩いた時間を求めましょう。
(1)すべての時間走っていたとすると
秒速3m×880秒=2640m (速さの3公式)
(2)実際との差
2640m-1500m=1140m
(3)1分当たりの差
分速3m-分速1m=分速2m
(4)(2)÷(3)
1140m÷分速2m=570秒 (歩いた時間) (つるかめ算)
④ 問に答える
570秒=9分30秒
9分30秒+5分=14分30秒 (歩いていた時間と休けい時間の合計)
答え 14分30秒後
このように、速さの単位換算を行い、速さの3公式とつるかめ算を利用してやっと問題を解くことができます。
問題を解くための手順を考え、それぞれの処理をスピーディ-に行うことが必要になりますが、根本原理を理解していなければ運用力が試される場面で力を発揮することができません。
根本原理が理解できていないと、問題を解くための手順を考えることもできなければ、処理をスピーディ-に行うこともできません。
運用力といえども、やはり根本原理の理解が必要ですね♪
いかがでしたでしょうか?
カレーの日とうどんの日を合わせて、カレーうどんの日。
スパイスが効きすぎていると思いきや、受験算数の激辛スパイスに比べれば、恐るるに足らずです。
本日の晩御飯は、カレーうどん一択ですね♪
優しめのスパイスに慣れ、待ち構える激辛スパイスに備えましょう。
では、また次回お会いしましょう♪