みなさま、こんにちは。
受験ドクター算数科のHH講師です。
本日は、10月2日(火)ですね。
10月2日はとう(10)ふ(2)の日、日本豆腐協会が1993年に制定したそうです。
豆腐の日にちなみ、豆腐算数をご紹介いたします。
豆腐算数!?!?!?
あまりピン!ときませんが、豆腐を使うと、立体を切断したときの切り口が、どんな形になるのか目で見て確認できます。
上の図を豆腐と見立て、説明していきます。
よく出やすい切り口を、実際に豆腐を切って確認してみましょう。
基本的な問題として出題が多いのは、立方体の切断です。
あらかじめ豆腐を立方体の形に切って準備しましょう。
まずは、立方体の頂点A、B、Cで立体を切断したときの切り口を確認しましょう。
実際の切り口は下の図のようになります。
切り口の形は、正方形の対角線を1辺とする正三角形となります。
次は、辺の中点と1つの頂点を通り切断してみましょう。
(点Aと点Bは各辺の中点となります)
点A、B、Cで切断したときの様子を頭の中だけで考えると、
下の図のようなイメージを持ってしまいがちです。
このままだと、切り口の形が二等辺三角形となるように錯覚してしまいますが、実際には二等辺三角形になりません。
切り口は必ず立体の外に出てきますので、点線部分を立方体の外に出しましょう。
イメージは、立体の中にある点線を指でつかんで外に引っ張りだす感じです。
もう一方も同じようにしましょう。
これで完成です。
実際の切り口は下の図のようになります。
立体の切り口は、五角形となります。
最後に、各辺の中点で切断したときの切り口を考えましょう。
(点A~点Cは各辺の中点となります)
点A、B、Cを通るように切断したときの切り口も、下の図のように見えてしまいがちです。注意しましょう。
先ほどと同じように切り口を外に出しましょう。
切り口を立体の外に出すと、下の図のようになります。
実際の切り口は下の図のようになります。
立体の切り口は、正六角形となります。
・・・いかがでしょうか?
立体の切断のイメージはつかめましたか?
頭の中だけでイメージするのと、実際に目で見て確認するのとでは理解度が全く異なります。
この機会に豆腐を使って、実際に切って切り口を見てみるのはいかがでしょうか?
お料理のお手伝いも兼ねて、やらせてみると結構盛り上がります。
おいしい麻婆豆腐の作り方もマスターさせてしまえば、一石二鳥です。
ただし、刃物の取り扱いに注意してくださいね。
では、また次回お会いしましょう♪