みなさん、こんにちは。受験ドクターの安部公一郎です。
「2016卒の大学生・大学院生対象の求人倍率は1.73倍…」
バブル期以来とか。
仕事は選び放題~♪
そこで本日は、
「仕事は自分で決める!」
ではなく、
「仕事算は自分で決める!」
仕事算のポイントを一言で言うと、
“何をいくつに設定するか決める”こと。
これにつきます。
何をいくつに設定するか、、、
意味わかりませんね。
早速
「超売り手市場!仕事算は自分で決める!」いってみよー!
〈裁量労働制?〉
A君なら20日、B君なら30日かかる仕事があります。
この仕事をA君B君ふたりがやると、何日で終わりますか。
仕事算ですね。
誰がどう見ても。
ふつーに解いてみましょう。
仕事の全体量を 1 とおくと、
ふたりで力を合わせると、
あっさり解けました。
何をいくつに設定するか、
全体を1に設定したんですね。
しか~し、
仕事算は自分で決められるのです!
何を??
仕事の全体量を!!
この仕事をA君B君ふたりがやると、何日で終わりますか。
A君は20日、B君は30日かかりますね。
ここで、
全体を、
なんと!
60に設定します。
なんで60か。
20でも30でも割り切れる、
すなわち20と30の最小公倍数ですね。60。
なぜ最小公倍数に設定するといいのか。
やってみれば分かります。
60 ÷ 20日 = 3…A君が1日でやる仕事
60 ÷ 30日 = 2…B君が1日でやる仕事
3 + 2 = 5・・・A君+B君が1日でやる仕事
60 ÷ 5 = 12日
どうですか?
全体を最小公倍数の60に設定すると、
ぜ~んぶ整数で計算できますね。
カンタン!
全体量はいくつに設定してもOK!
答えは変わりません。
“何をいくつに設定するか決める”
↓
“仕事の全体量”を“最小公倍数”に設定
これが正解です!
〈細かい仕事が大切じゃ〉
では、
いつも全体量を最小公倍数に設定すればいいのか。
No!
仕事はそんなに甘くない!
仕事の全体量を最小公倍数に、、、
あれっ…
うまくいきませんね。
やはり仕事は細かいところが大切です。
そこで、一番小さい単位の仕事を考えましょう。
1人が1時間でできる仕事を、1とおきます。
6人が、1日6時間働いて、6日かかりますから、
6人 × 6時間 × 6日 = 216…仕事の全体量
216の仕事を、
8人が1日3時間やるわけですから、
8人 × 3時間 × □日 = 216
□は、
216 ÷ 3 ÷ 8 = 9(日)
“何をいくつに設定するか決める”
↓
“一番小さい単位の仕事”を“1”に設定
小さいことから、コツコツと。
神は細部に宿りますなぁ。
〈二足のわらじ〉
さて、本日のまとめ。
仕事算のポイントは、
“何をいくつに設定するか決める” です。
1)仕事の全体量を、 最小公倍数 に設定
2)一番小さい単位の仕事を、 1 に設定
この全く異なる2パターンの設定方法があるんですね。
2つともも使いこなせば、
こわいものなし。
これぞ、二足のわらじ!
今宵はここまで。
ではまた。