みなさん、こんにちは。受験ドクターの安部公一郎です。
ノーベル生理学・医学賞受賞‼
オートファジー‼
めでたいですねぇ!
さて、
これまでの日本人のノーベル賞受賞者は、
25人だそうです。
8進数でいうと、31人
5進数でいうと、100人
3進数でいうと、221人
2進数でいうと、11001人
増えたぁ~!
メダルいっぱい♪
いやいや、増えてはおりませぬ。
数の表現の仕方が変わっただけです。
???
不思議で、自由で、愉快なN進数の世界。
では、いってみよー。
〈十なき世界〉
私たちが、普段使っている“数”は、
何進数ですか?
はい、そうですね。
10進数です。
1円玉・10円玉・100円玉・1000円札・10000円札。
1円玉が10個集まると、10円玉。
10円玉が10個集まると、100円玉。
10個集まるごとに、
次の硬貨になりますね。
まさに10進数。
両手の指で数えやすいので、
10進数になったとか。
しか-し、
ご存知ですか?
10進数には“10”という数字はないんです!
へっ?どゆこと?
〈10とは一零〉
10進数。
10あるじゃないか!
10円玉あるじゃないか!
まーまー落ち着いて。
では5進数で考えてみましょう!
10進数と5進数を対応させてみると、
10進数: 0 1 2 3 4 5 6 7 8
5進数: 0 1 2 3 4 10 11 12 13
となりますね。
どうですか。
5進数には、“5”がありませんね。
3進数だとどうでしょう。
10進数と3進数を対応させてみると、
10進数: 0 1 2 3 4 5 6 7 8
3進数: 0 1 2 10 11 12 20 21 22
となりますね。
いかがでしょう。
3進数には、“3”がありませんね。
5進数には、“5”はない。
3進数には、“3”はない。
10進数には、“10”はない。
じゃあ、“10”っていったい何なんだぁ。
漢数字と対応させてみましょう。
漢数字: 零 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十
10進法: 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
やっぱり“10”あるじゃないか!
いえいえ、
本当はこうなんです。
漢数字: 零 一 二 三 四 五 六 七 八 九 一零
10進法: 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
“10”ではなく、“1と0”
“十”ではなく、“一と零”
10進数は、
0~9の10個の数字を使っているから、10進数。
“10”は、“10”という数字があるのではなく、
“1”と“0”が桁がずれて並んでいるのです。
10進数に“10”という数字はない。
ご納得いただけましたか。
〈自由な異世界〉
数の表し方は、一通りではなくいっぱいあるんですね。
いま財布の中身を見てみると・・・
所持金、5843円。
5進数なら、141333円!
とっても増えた気がするぅ。
3進数なら、22000102円!
なんでもできる気がするぅ。
なんて自由な世界なんでしょう!
愉快ですねぇ。
今宵はここまで。
ではまた。