みなさん、こんにちは。受験ドクターの安部公一郎です。
すっかり暖かくなりましたね。
桜の季節です。
桜は特別な花。
でも、
日本の国花は桜だけではなく、、、
菊も。
パスポートの表紙にもありますね。
幼いころ祖母に連れられて行った「あやめ池大菊人形展」。
とんでもなく退屈した記憶があります。
というわけで、
本日のテーマはフィボナッチ数列。
菊からフィボナッチ?
どゆこと?
まーまーあわてずに。
では、いってみよー。
〈菊団長フィボナッチを語る〉
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 ・・・
1+1=2 1+2=3 2+3=5 3+5=8 5+8=13 8+13=21 ・・・
フィボナッチ数列ですね。
中学受験算数でもよく出てきます。
でも算数だけではありません。
この世はすべてフィボナッチ!
フィボナッチさえ知っていれば、
生きていけます!
まずは下の図をご覧あれ。
1・2・3・5と見慣れたフィボナッチ数が並んでおります。
それらを1辺とする正方形を描き、
その中に四分円(90度のおうぎ形)。
渦巻きができましたね。
これがオーム貝の渦巻きと一致します!
オーム貝だけでなくカタツムリの渦巻きも一致します。
動物だけではありません。
植物界にもフィボナッチの魔の手は及びます。
花弁、
花びらですね。
花びらの枚数といえば、
3枚、5枚、8枚が一般的。
おぉ、フィボナッチ数ではありませんか。
ユリ3枚、
サクラ、ウメ5枚、
コスモス8枚、
キク科植物は13枚、21枚、34枚・・・
菊やりすぎ。
まさにフィボナッチの申し子。
花弁だけではありません。
中心から外側にらせん状に並んだひまわりの種。
この配列もフィボナッチ。
松ぽっくりのらせんも、
パイナップルの表面もフィボナッチ!
さらには銀河系の渦巻きもぉ~!
とどまるところを知らぬ宇宙法則フィボナッチ。
しかしフィボナッチには、更なる秘密が・・・
〈菊団長エルドラドへ〉
我々人間も、
もちろんフィボナッチから逃れることはできません。
フィボナッチ数を順に割っていきましょう。
前の数を後ろの数で割ります。
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 233 ・・・
3÷5=0.6
5÷8=0.625
8÷13=0.6153・・・
13÷21=0.6190・・・
21÷34=0.6176・・・
34÷55=0.6181・・・
55÷89=0.6179・・・
89÷144=0.6180・・・
144÷233=0.6180・・・
どんどん割っていくと、
0.618に近づきます。
0.618に1を足すと、1.618。
1 : 1.618
それは・・・
人間がもっとも美しいと感じる比率。
ピラミッドも、
パルテノン神殿も、
1 : 1.618
ミロのビーナスも、
凱旋門も、
1 : 1.618
そう、黄金比!
黄金比もフィボナッチ数列から導き出されるんですね。
〈ふたたび菊団長フィボナッチに戦慄〉
恐ろしか。
げにも恐ろしか。
この世はすべてフィボナッチ数列に支配されていたんですね。
花弁数も美しさも、
フィボナッチだったとは。
でも大丈夫。
もうフィボナッチを知りました。
ここで結論。
フィボナッチ
あなたもわたしも
フィボナッチ
今宵はここまで。
ではまた。