2012年5月21日(月)朝、日本各地で金環日食が見られます。
東京では実に173年ぶりだそうです。
ちなみに173年前とは1839年で、大塩平八郎の乱(1837)や天保の改革(1841)の頃です。
日食が起こるのは、
太陽・月・地球
という順に天体が一直線に並び、しかも、太陽が月の影にちょうど入ってしまうときです。
月は太陽の前を右から左に横切りますから、日食のとき、太陽は右から欠けて行きます。
日食には、太陽の欠け方の違いによって、部分日食、金環日食、皆既日食などがあります。
今回の金環日食は、太陽が指輪(リング)のように縁だけ残して欠ける日食です。
また、皆既日食は太陽がすべて欠ける日食です。
では、金環日食になったり皆既日食になったりするのはどうしてでしょうか?
これは月が地球に近づいたり遠ざかったりするからです。
月と地球の距離が近いと月は大きく見えます。
この大きい月が太陽の前を横切ると太陽を完全に隠してしまいます。
これが皆既日食です。
他方、月と地球の距離が遠いと月は小さく見えます。
この小さい月が太陽の前を横切るとき太陽は完全に隠れず、輪のように縁が残ってしまいます。
これが金環日食なのです。
5月21日の金環日食は東京では午前7時31分頃始まり、午前7時34分頃に太陽は最大96.9%欠けます。
気になるのがお天気ですが、月曜の東京の空模様はくもり時々晴れのようです。。。
みなさん、大きなテルテル坊主を作っておきましょう!
最後に金環日食を観察するときの注意点。
絶対に日食を直接目で見てはいけません。
くもりの日でも直接見てはいけません。
直接太陽を見たら目の網膜というところが傷んで視力が低下してしまう恐れがあります。
金環日食を観測するときは観察用のグラスやフィルターを通して見るか、木漏れ日で日食を観測するようにしましょう。
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