国連などの国際機関の名前のアルファベットの略語が苦手な生徒がけっこういます。
次の国際機関のアルファベット(またはカタカナ)の略語は何でしょう?
1 国連教育科学文化機関
2 国連児童基金
3 世界保健機関
4 世界貿易機関
5 国際労働機関
国連(国際連合)は英語で United Nations (ユナイテッド・ネーションズ)。その頭文字を取って、UN と表します。
ですから、「国連~」はすべて「UN~」で始まります。
世界は英語で World (ワールド)ですから、「世界~」はすべて「W~」で始まります。
また、国際は英語で International(インターナショナル)なので、「国際~」はすべて「I~」となります。
1 ユネスコ UNESCO (United Nations Educational Scientific and Cultural Organization)
2 ユニセフ UNICEF (United Nations International Children’s Emergency Fund が旧名称で、
現在は United Nations Children’s Fund に変わりましたが、イニシャルは元のままです。)
3 WHO (World Health Organization)
4 WTO (World Trade Organization)
5 ILO (International Labour Organization)
実は、今書いている「ブログ(Blog)」というのも、「ウェブログ(Weblog)」の略語なのです。
略語は日本語にもたくさんあります。
たとえば、「水酸化ナトリウム」を「水ナト」、「国民体育大会」を「国体」、「国際連合安全保障理事会」を「国連安保理」。
反対に、「ポケベル」は「ポケットベル」、「冬ソナ」は「冬のソナタ」、「セカチュー」は「世界の中心で愛を叫ぶ」の略語でした。
また、省略の仕方は地域によって異なるものもあります。
たとえば、「マクドナルド」は東京では「マック」ですが、大阪では「マクド」。(ちょうど大阪弁の「まいど」みたいな抑揚で言うようです。)
「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」は関東では「ケンタ」、熊本県では「ケンチキ」というのだそうです。
それから、大学受験の「試験に出る英単語」は東京では「出る単」ですが、関西出身の筆者は「シケ単」と言ってました。。。
略語は時代を反映します。
かつて、ON砲と言えば、王選手と長嶋選手。
BI砲と言えばジャイアント馬場とアントニオ猪木のタッグチーム。(古っ)
日本の高度経済成長期の子どもたちの憧れのスター達でした。
中学受験関連の略語もいろいろあります。
合不合判定テスト→合判
実力完成問題集→実完問
四科のまとめ→四科ま(あるいは単に四科)
日能研入試問題研究特別講座→日特
なにがなんでも→NN
最後に、名前の略語について。
英語名のロバート(Robert)は、ボブ(Bob)、ボビー(Bobby)、バート(Bart)。
マイケル(Michael)なら、マイク(Mike)、ミッキー(Micky)、マイキー(Mikey)。
格闘家のボブ・サップはロバート・サップ、ミッキー・マウスはマイケル・マウスが本当の名前です。
日本語でも名前を省略した愛称はたくさんあります。
「ゴクミ」、「ゴマキ」、「ブラピ」、「ホマキ」、「「まつじゅん」。。。それから、「こばじゅん」
きりがないのでこの辺で。。。