先日夜遅くお腹がへったので台所をごそごそ探していると、前に田舎から送ってもらったレトルトカレーがあったのを思い出しました。それは「近江牛」が入っている高級?ビーフカレーでした。
ところが、さあ食べようとレトルトのパックを見ると、090707という数字が目に飛び込んできました。そのレトルトカレーはなんと賞味期限が9か月も過ぎているではありませんか!賞味期限をとるか近江牛をとるか悩んだ末、お腹のすいた筆者は近江牛入りという宣伝文句に負けてしまい食べることにしました。。。
5分間湯煎をしておもいきって食べてみました。。。すると。。。食べられるじゃん!ふつうにスパイシーなカレーの味がしました。はじめの一口は緊張しましたが、食べられることを確認した後はいっきに近江牛入りビーフカレーをたいらげました。
ところが、話はハッピーエンドではありませんでした。
真夜中に突然お腹がゴロゴロしだしました。。。
食品には賞味期限があります(注1)。食品に賞味期限が設定されているのは、食品の鮮度・品質が時間の経過とともに劣化するからです。
実は、学習にも「賞味期限」があるのです。学習した記憶は時間が経つにつれて劣化していきます。学習した知識は時間とともに急激に忘却されていきます。筆者は知識の「賞味期限」はせいぜい2~3日だと思っています。つまり、知識はほとんど肉や魚のような生鮮食品と同じくらい「足が 早い」のです。
せっかく学習した知識もほったらかしにしておくと、定着することなくとどんどん忘れてしまいます。これはもったいない話です。
学校や塾で学習したことはすぐに復習するようにしよう。賞味期限が切れる前に。
(注1)厳密には、食品には「消費期限」と「賞味期限」があります。前者は生鮮食品のように劣化のスピードが速いもの。ふつう製造日から5日以内。後者は、別名「品質保持期限」ともいいます。レトルト食品のように比較的劣化のスピードが遅いもの。製造日から6日以上のもの。「消費期限」はその日までに食べないと衛生上の危害が生じることがあり、「賞味期限」はその日を少しくらいすぎても衛生上の危害があるというわけではありません。