8日に、菅直人内閣が発足しました。
これで、ここ10年で8人目の内閣総理大臣の誕生となります。
5年半つづいた小泉内閣以外は、すべて1年前後の短い内閣でした。
小6や小5のみなさんは、自分が生まれてから今日までの総理大臣の名前が言えますか?
また、どうしてこんなに総理大臣がコロコロ替るのでしょうか?
今回は、歴代の総理大臣が辞めた理由についてです。
一般的に、総理大臣が辞めなければならないとき(内閣総辞職)は、以下の3つです。
①衆議院で内閣不信任が決議され、10日以内に衆議院を解散しないとき。
②総理大臣が欠けたとき(死亡したとき)。
③それ以外の理由で総理大臣が退陣するとき。
過去10年間の総理大臣の辞めた理由:
1人前は、鳩山由紀夫内閣。沖縄の基地の移転問題やおカネの問題で国民の支持率が20パーセント以下になり、参議院選挙でこのままでは民主党が敗北すると判断したから。
2人前は、麻生太郎内閣。前回の衆議院議員総選挙で大敗したため。その結果、政権交代した。
3人前は、福田康夫内閣。「ねじれ国会」で重要法案が通らなくなり、また、支持率も低下のため。
4人前は、安部晋三内閣。前回の参議院選挙で大敗したため。
5人前は、小泉純一郎内閣。自民党総裁の任期が切れたため。
6人前は、森喜朗内閣。たび重なる失言で支持率が低下したため。
7人前は、小渕恵三内閣。病気のため(その後死亡)。
上で分かるように、歴代総理大臣が辞めた理由の大半は、国民の支持がなくなったからです。つまり、日本は民主主義の国ですから、主権者である国民が支持しなくなれば辞めなければならないのです。
しかし、それにしてもコロコロ替わりすぎです。ここ10年あまり日本は政治がほんとうに不安定でありました。それだけ日本の内外には問題が山積しているということです。
みなさんは、日々のニュースや社会の授業を通して、日本が直面している問題は何か、また、どのような人が日本のリーダーにふさわしいかよく考えてみてください。
みんなの中から坂本龍馬のような未来の日本のリーダーが出てくることを期待しています。