11月下旬、晩秋の今日この頃。
季節はもう冬に移りつつあるのがさまざまなことからわかります。
「秋の日はつるべ落とし」といいますが、最近はほんとに日が暮れるのが早くなりました。夕方5時にはもう真っ暗です。
また、気温ももう既に冬のような肌寒さです。通勤電車の中でもコートやジャンパー姿が目立ちます。それに、おでんやラーメンなどの温かい食べ物が恋しくなってきましたね。
冬が来たことを教えてくれるものがまだ他にもあります。
何だかわかりますか?
それは、星です。
夜空に輝く星座を見ればそれがどの季節かわかります。
先日、塾から帰宅途中に夜空を見上げてみました。(筆者は東京の西部の三鷹というところに住んでいます。)
時刻は午後10時半くらいでしたが、南東に冬の星座の代表であるオリオン座がはっきりと見えました。
オリオン座は三ツ星ですぐ見つかります。
ついでに冬の大三角も探してみました。
理科の知識によると、冬の大三角とはオリオン座の左上のベテルギウスを頂点のひとつとする正三角形のことだから。。。あった!あれが、おおいぬ座のシリウスか。やっぱり明るいなあ。夜空の全天で一番明るい恒星だったな。それから、その左の上方にあるはずなのが、こいぬ座のプロキオン。あった。筆者はこころの中で発見した三つの一等星を結んでみました。すると、ほんとにきれいな正三角形ができあがりました!
理科でこどもたちに教室で教えていることが実際に証明できてほっとひと安心。
その夜は満月にあと数日足りないような月が出ておりました。
ところが、その月の近くにオレンジ色の大変明るい星がポツンとあるではないですか。
一等星のシリウスより明るいあの星はいったい何だろう?
晩秋の午後10時半ごろに南西に見える星?
さそり座のアンタレスか???
いや、そんなはずはない。アンタレスなら赤色だし、もっと低い空だから見えるはずはないし。。。
急いで帰宅してさっそく調べてみました。すると、その星の正体はJupiter、木星でした。
木星はマイナス2.7等星で全天で4番目に明るいことがわかりました。ちなみに一番は太陽、二番は月、三番は金星です。シリウスは恒星の中では一番明るいのです。
夜。塾が終わったとき、ふと夜空を見上げてみてください。
南よりやや西にひときわ輝いて見える星があればそれは木星です。
一番星のように明るく輝いています。
ぜひ見つけてみてください。
何だか楽しい気分になれますよ。