今世の中はGWの真っ只中。
もっとも、中学受験を控えた6年生のみんなには無関係ですが。。。
今回は、中学入試社会でしばしば取り上げられるテーマである「休日」の話。
日本の「休日」を定めているのが「国民の祝日に関する法律(祝日法)」です。
「休日」には、5月5日の「こどもの日」のように特定の名前を持つものと持たないものとがあります。
前者を「国民の祝日」といい、後者には「振り替え休日」や「国民の休日」があります。
現在「国民の祝日」は6月と8月を除く毎月あり、年間で15日もあります。
特に、4月29日から5月5日にかけては「国民の祝日」がぎっしり詰まっています。
4月29日は「昭和の日」。(1988年までは「天皇誕生日」。1989年~2006年は「みどりの日」。)
5月3日は「憲法記念日」。
5月5日は「こどもの日」。
以前はGWが「飛び石連休」になってしまうことがありました。
それで、祝日法を改正して、5月3日と5月5日に挟まれた5月4日を「休日」としました。
これが「国民の休日」のはじまりです。
したがって、当初、「国民の休日」は5月4日に固定されていたのでした。
ところが、祝日法が再び改正され、「国民の休日」は「国民の祝日」と「国民の祝日」に挟まれた日に拡大されました。
それと同時に、「国民の休日」であった5月4日は「みどりの日」となり、名前のついた「国民の祝日」に晴れて昇格?しました。
しかし、その結果、「国民の休日」はそれまで想定されていなかった形で発生することになります。
2009年の敬老の日は、「ハッピマンデー」のため9月21日(月曜日)でした。
また、この年の秋分の日は9月23日(水曜日)でした。
その結果、9月21日と9月23日に挟まれた9月22日(火曜日)が「国民の休日」となったのでした。
9月19日(土曜日)から数えれば5連休となり、思わぬ秋の大型連休の誕生となりました。
これは、5月のゴールデンウィークに対して、「シルバーウィーク」と呼ばれます。
ちなみに、次にシルバーウィークが発生するのは2015年です。
その時には、今年の中学受験生は高校生ですか。。。