連日、暑い日が続いていますね。
6月下旬の平均気温は過去50年間で最高だったそうです。
「暑い夏」と聞きますと、どうしても今年は「電力」のことが気になります。
6月29日には気温の上昇とともに電力需要が増え、ピーク時の午後2時台に4570万KWに達しました。
これはこの日の電力供給力(4900万KW)の93.3%でした。
電力の供給力の余力を示す「予備率」は7%を切ってしまいました。
発電所や変電所の予期しない事故などのリスクも考慮して、予備率は8~10%程度が適切とされています。
予備率が3%を切るといきなり停電が起こる「危険水域」だとされます。
東電は予備率が1%を切った場合には、「無計画停電」を避けるために「計画停電」を実施するとしています。
このように電力の需給が逼迫した状況下、昨日、7月1日、政府は「電力使用制限令」を発動しました。
電力使用制限令が発動されるのは第一次石油危機直後の1974年以来はじめてのことです。
これは契約電力500KW以上の大口の需要家が対象で、平日の午前9時から午後8時まで15%の節電を義務付ける措置です。違反した場合には、100万円以下の罰金が科されます。
企業や役所では、クールビズや冷房温度を高めに設定したりする他に、使用電力を分散させるために土日出勤、輪番休日、サマータイム制の導入など様々な方法で15%節電に取り組んでいます。
他方、契約電力500KW未満の家庭には罰則規定はありませんが、15%節電を政府は呼びかけています。
日差しを避ける「緑のカーテン」として使用するため、つる性植物のゴーヤ(にがウリ)が売れています。ゴーヤの実はゴーヤチャンプルに入れて食べられますしね。
また、家電売り場ではエアコンに押されて消滅寸前だった扇風機が「復権」。昨年比の4.5倍の売り上げだそうです。
それから、蛍光灯より消費電力の少ないLED(発光ダイオード)電球も売り上げ好調とか。
さて、小学生のみんなにできる節電は何があるでしょうか?
たとえば、朝の涼しい時間に勉強をするというのも立派な「省エネ」です。
ただし、早起きして眠いからといって手を抜くような「省エネ」はダメですよ。。。