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投稿日:2009年11月04日

テーマ: 受験情報 / 社会

歴史の流れ

 歴史の学習で大切なことは時代と時代の「流れ」をつかむことです。「流れ」に気をつけて覚えたほうが覚えやすいですし、また、忘れにくいものです。たとえば、10人の人物の名前を覚えるとしましょう。10人の名前をマル暗記するよりその10人の関係やストーリーがあれば楽に覚えられますし、なかなか忘れません(映画やドラマの登場人物の名前は自然に覚えますよね)。この登場人物の関係やストーリーに当たるのが歴史の「流れ」なのです。

 日本の時代の名前を覚える場合、旧石器時代、縄文時代、・・・と順番にマル暗記するより、たとえば、中国の王朝との関係や出来事(エピソード)で覚えるほうがはるかに記憶が定着しやすいものです。

 

以下のA群とB群を対応させ、各時代の日本と中国の間に関係することがら(エピソード)をひとつ挙げなさい。

A 日本の時代

旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代

B 中国の王朝・時代

漢、後漢、魏、(中国の)南北朝時代、隋、唐、宋、元、明、清、中華民国、中華人民共和国

 

解答例

弥生時代・・・漢(漢書地理志)、後漢(金印)、魏(邪馬台国)

古墳時代・・・(中国の)南北朝時代(倭の五王)

飛鳥時代・・・隋(遣隋使)

奈良時代、平安時代・・・唐(遣唐使)、宋(日宋貿易)

鎌倉時代・・・元(元寇1274、1281)

室町時代・・・明(勘合貿易)

江戸時代、明治時代・・・清(日清戦争1894)

大正時代、昭和前半・・・中華民国(二十一か条の要求1915、満州事変1931、日中戦争1937)

昭和後半・・・中華人民共和国(日中共同声明1972)