こんにちは!受験ドクター算数科のT. I.です!
今回は「テスト直し」についてお話ししていきましょう。
先日、ある先生と話しているときに、間違えた問題に対する「言い訳」を書かせているという話が出てきました。
なるほどなぁと思ったのでこの場を借りて皆様にもご紹介させていただきます。
テスト直しの目的は次に同じタイプの問題が出題されたときに解けるようになることです。
そのためには、問題の解説をただ読んで理解するのではなく自分が「なぜその問題がとけなかったか」を知ることが必要になります。
つまりどこでどう間違ってしまったのかを把握することが大切なのです。
言い換えると「間違えた原因の分析」です。
私も授業中よく「なぜ間違えたのか考えてみよう。どこまでが理解できていてどこからができていないのかを一緒に考えよう」といったことをしています。
ただ、これは個別指導だからできることであって、間違えた原因を一人で正確に分析をすることはなかなか難しいかと思います。
そこで、今回のタイトルでもある「間違えた問題の言い訳」です。
分析と聞くと堅苦しいですしそこまでのことを求めるのは現実的ではありません。
また、「分析をしなさい」と言われてもなかなかする気になれません。
それが「言い訳」だと普段は言い訳をするなと言われることが多いですから、逆に「言い訳をしなさい」というのは楽しんでやってくれることが多いです。
ですから、間違いの言い訳を自分で考えさせて、その上でその問題を理解していくという癖をつけるとよいでしょう。
この方法は学年を問わず使えるワザなので是非一度お試しくださいね。
このように言い方を少し変えるだけで親しみやすいことはよくあります。
例えば、「ベンツ切り」「お化け日暦」「スーパー三角形」「スーパー台形」「ダブルてんびん」「双子山」「逆さ富士」・・・・
どれも算数の用語ですがなんだか楽しそうですよね??
授業中に上記の言葉がでてくると生徒のテンションはなぜだかぐんぐん上がっちゃうんです(笑)
特に5年生以下の反応は良いですね。6年生ぐらいになると少し大人びたところもでてくるのでちょっとクールな反応もありますけど(笑)
このように勉強する上でも一工夫して少しでも楽しめる要素があるとお子さんの学習もよりよいものになっていきます。ご家庭でご指導される機会がありましたら意識して指導していただけると幸いでございます。
では、また次回このブログでお会いしましょう!