みなさん、こんにちは!受験ドクター算数科のT. I.です。
今日は算数の「苦手」についてのお話です。
まず、お子様の苦手なところを少し考えてみてください。
いかがでしょうか。もしかしたら「速さが苦手」とか「図形が苦手」とかと考えた方も多いかもしれません。
算数の「苦手」と言われて「速さ」とか「図形」とかそういった大きな分野で考えてしまうと中々成績は伸びていきません。
大きな分野ですと、解決策が見えにくく行動しにくくなったりするので単なる苦手意識として残ってしまうことにもなりかねません。
当然苦手は克服すべきものですから、より克服しやすいように具体的に意識することが大切です。
例えば、「速さの中の往復するタイプが苦手」とか
もっと具体的に
「速さの中の往復するタイプで2人の進んだ距離の差に注目する問題が苦手」
とかこういう風に是非考えていただきたいです。
苦手が具体的になればなるほどそれに対する解決策も立てやすくなります。
つまりは苦手を克服するための前提ができていきます。
ですから特に受験学年である6年生の方にはやっていただきたいことです。
では、具体的な苦手箇所はどうやってピックアップしていくべきなのか。
それには間違えに対する正確な分析が必要です。
ただ単に解けなかったとかではなくどういう考え方をすることができなかったことが原因で問題が解けなかったのかを知りましょう。
なおかつそれを記録しておくことも大切です。色々なお子様を見ていると何度も同じ所でつまずいているのに(正確には同じ考え方をする箇所)その部分に対する意識が希薄で再度同じことを繰り返すというお子様が非常に多いことがわかります。
もちろん中には正確に自分の苦手な考え方をしっていて次に生かしていく方もいらっしゃいます。そういったお子様はやはり成績が向上していく傾向にあります。
苦手だから~と諦めてネガティブになってしまう前に克服するための一歩を是非踏み出してみましょう!