国語・社会科担当のR.I講師です。
さて今シリーズも第三弾。いよいよ東海道新幹線を各駅で降りて、各駅の地理的・歴史的特徴を追いかけていきたいと思います。
東海道新幹線の起点は、東京駅です。東海道新幹線は、世界初の高速鉄道であり世界中から注目されていました。開業は1964年10月1日。10月10日が東京オリンピックの開催日です。つまり、新幹線の世界へのお披露目が、東京オリンピックとなったのです。日本の技術が一気に世界規模にまで拡大する足掛かりとなりました。
東京のつぎが品川です。品川は東海道の第一宿場町です。さらに、ペリー来訪による外国の脅威から砲台建設の場としても利用されていたのです。御殿山(ごてんやま)という場所に、砲台を建設しました。いまは東京の主要都市として栄えた品川も、江戸時代には交通の要所として重要な役割を担っていたのです。
つぎは新横浜です。横浜といえば、中華街が有名ですね。さて、なぜこの地に中華街が誕生したのでしょうか。これは、日米修好通商条約までさかのぼります。この条約がむすばれ、横浜が開港されました。しかし、開港されたのがあまりに急だったため、日本では相当な混乱が生じます。このとき活躍してくれたのが、中国から来た人たちなんです。通訳として助けてくれたのです。その後、この地に中国からの人々が定住するようになり、中華街が形成されたのです。
つぎは小田原です。小田原は北条氏(執権ではありません。無関係です。)が築城した小田原城がみられます。さらに、かまぼこと提灯(ちょうちん)が有名です。おさるのかごやという歌はご存知ですか?このなかに「~小田原提灯ぶらさげて~♪」という歌詞がみられます。そのくらい有名なのですね。
つぎは熱海です。国内の有数な温泉地です。日本でいちばん有名な温泉地かもしれませんね。
つぎは三島です。世界最長のつり橋、「スカイウォーク」があります。眼前に富士山を見ながらの空中散歩が体験できます。
つぎは新富士です。富士・富士宮といえば、受験生でしたら、あるいは小学5年生でもよくご存じ「製紙・パルプ業」で有名ですね。
つぎは静岡です。県庁所在地で政令指定都市ですが、じつは県内No.2の規模です。No.1の都市は、このあとに登場する浜松市です。静岡駅の近くには、ある歴史的遺産が存在します。それは、登呂遺跡です。弥生時代の稲作を中心としたムラのようすをうかがい知ることができる貴重な遺跡です。
つぎは掛川です。お茶の一大産地であり、またその中央に掛川城が存在します。
今回の旅はここまでといたしましょう。次回は、浜松から終点の新大阪までいっきにたどってみましょう!
次回もお楽しみに!!