こんにちは。受験ドクター算数科の稲葉大介です。
今回も「パズル感覚で算数を楽しもう♪」をお送りします☆
算数上達の秘訣は算数を楽しむこと!
というわけで、パズル感覚で楽しめる算数の問題を、入試問題から選んでみました!
今回でPart3になります!
図形の良問が多いので、今回も筑波大学附属中学校から出題します。現在の小学生のお子さまが生まれる前の問題なので、かなり古い問題ですね!
算数が得意というお子さまはもちろんのこと、算数が苦手というお子さまにも楽しんでもらえると思います。
また、学年を問わず考えることができる問題となっています。親御さまは、ぜひお子さまと一緒にチャレンジしてみてください。
【2006年 筑波大学附属中学校】
【10】 下の図のように正方形の中に2本の線を引き、その線にそって切りはなします。次に、切りはなした3つの図形を組み合わせて長方形を作ります。この長方形の短い方の辺の長さを求めなさい。
制限時間は5分間です。
よーい、はじめ!!
<解答・解説>
切りはなした図形の辺の長さに注目しましょう!!
そして、長さが同じ辺をくっつけてみましょう!!
はじめに、四角形AFEDの辺ADと三角形BCEの辺BCがどちらも12㎝なのでくっつけます。
次に、辺E’Eと三角形ABFの辺ABも12㎝なのでくっつけます。
これで長方形AFF’E’の完成です!!
あとは、長方形の短い方の辺の長さを求めて終了です。
もともとの面積が12×12=144㎠になります。
切りはなして形を変えても144㎠なので、求めたい辺の長さは144÷13=111/13㎝となります。
答え cm
解説では、面積÷横=たての計算で求めましたが、相似を知っている人は、直角三角形の相似を利用して求めても良いでしょう。
いかがでしたか?
難しいと感じた人は、実際に図形を紙にかいて切り取ってみると良いでしょう。
今日はここまで!
次回もお楽しみに♪