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投稿日:2020年01月20日

テーマ: その他

入試の日にトラブルが起きても焦らないために

こんにちは。受験ドクターの石井伸二です。

2月の入試まであと少しに迫ってきました。
今回のブログでは、「入試当日にトラブルが発生してしまったらどうするのか?」についてお話いたします。

私の好きな言葉に、こんなものがあります。
「万全など望むべくもない」
です。万全なんてことはあり得ない。という意味です。

とあるプロレスラーの言葉です。
プロレスの世界、トップレスラーは年間で100を超える試合数をこなしています。
ボクシングの世界ランカーの試合数が年間で数試合であることと比べても、物凄い数だということが分かるかと思います。
これだけの過密スケジュール、どれだけトレーニングをしていても、ケガは必至です。
選手は、いつもどこかにケガを抱えていることが多いそうです。

それでも、観戦に来てくれたお客さんにベストの試合を見せたい一心で頑張っています。
そんな選手の方々にとって、「今日はケガしていて調子が悪かった」は言い訳にはならないのだそうです。いつもどこかケガしている状態が「普通」だからです。
華々しい選手たちは、もしかしたらどこかにケガを抱えていて、それでもベストを尽くそうと頑張っています。

さて、私たちの日常生活を振り返ってみると、毎日何か一つくらい、小さなトラブルはあるものではないでしょうか。昨日よく眠れなかった。朝牛乳をこぼしてしまった。筆箱を忘れてしまった。電車を乗り間違えてしまった。爪を切るのを忘れてしまった。など・・・

その全てが起きないようにすることは、不可能です。
断言します。どれだけ準備しても、きっと何か小さなトラブルは起きます。

きっと入試当日も、何かしらのトラブルが起きます。
それで良いのです。「万全など望むべくもない」のです。

何も不測の事態が起きない「万全」なんてことはあり得ないのです。
それは、周りの受験生も同じ。みんな何かのトラブルを抱えて、それでも入試に臨んでいます。

恐れるべきは、トラブルが発生することそれ自体ではありません。真に恐れるべきは、それによって心が乱され、実力が発揮できなくなってしまうことです。

入試の当日、必ず何かトラブルが起きると思っておきましょう。
そして、いざ本当に何か起きた際には「この程度で済んで良かった!」
のように考えましょう。気が楽になります。

子供は親の心理状態に大きく左右されます。お父さんお母さんが「なぁにこれくらい!大丈夫さ!」という態度を示していれば、きっとお子様は安心して試験会場に入っていけます。

大丈夫です。試験会場にいるみんな、何かしらのトラブルを抱えて入試に臨んでいます。みんな条件は同じです。

最後の最後に勝敗を分けるのは、心の余裕です。
どうかみなさま。ドンと構えて、お子様の前では大女優・大俳優となり、元気よく送り出してあげてください。

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