中学入試、高校入試、大学入試、皆様の一番の思い出は何でしょうか?
私は、試験当日の朝に食べた「あんぱん」です。
こんにちは。受験ドクターのI.Sです。今日は入試本番のメンタルケアについてお話します。
入試当日に向けて何を準備するべきか、朝ご飯は何にしようか、服装は・・・
今の時期、親御様の悩みは尽きないと思います。
よく言われることは「いつも通りに」です。では、「いつも通り」とはどんなことでしょうか?そんな疑問のヒントになればと思い、私の経験を少しお話しします。
ずいぶんと前の話になりますが、私自身も中学受験を経験しました。
6年生にもなると、月に何回も模試やテストがあります。
早起きが苦手だった私は、いつもギリギリの時間にドタバタと家を出ていました。
そんな訳で、朝は時間がありません。テストの日の朝食は、いつも「あんぱん」でした。
早い時間に家を出るため、ゆっくりとトーストを焼いてバターを塗って……とはできません。前日からあんぱんを買っておくのが我が家の定番でした。
入試当日の朝も、メニューはあんぱんでした。学校に早めの時間に着き、控室のベンチであんぱんを食べたことを覚えています。
私にとってあんぱんは「いつもの模試」と強く紐づけされたアイテムでした。そのため、食べていると「あぁ、いつもの模試と同じだ」という気分になったことを覚えています。
特に緊張することもなく試験会場に入り、拍子抜けするほどあっさりと本番を迎えました。
受験生のお父さまお母さま、思い出してみてください。いつも模試の日の朝、お子様がよく食べていたもの。お気に入りの服。毎朝見ていたテレビ番組。好きなお菓子・・・。
そんなちょっとしたアイテムが、心を安定させる助けになったりします。
私にとって、それはあんぱんでした。皆さまのお子さまにとっての「あんぱん」は何でしょうか?
それでは、皆さまの健闘をお祈りしております。