さて、突然ですが、昼の長さに関係があるのは緯度でしょうか、経度でしょうか?
チ、チ、チ、チ、チ、チ…
じゃーん、答えは緯度です。
皆さん、正解出来ましたか?
先日、ちょいと北の方へ旅に出てまいりました。
東京とは緯度にして7度ちょっとずれている場所です。(さあ、どこでしょう?)
空港に降り立ってすぐ、地元の人に言われたのは、「4時過ぎたら日の入りすぐだから気をつけて」ということ。
天気が良くなかったせいで、はっきりと日没の時間は分かりませんでしたが、4時半には真っ暗になってしまい、東京とのギャップに驚きました。
実際、国立天文台のサイトで確認してみると、この時期、東京とその旅先とでは、日没の時間に25分くらいの差があることが分かります。
経度では1度ちょっとの差しかない2都市。南中時刻には6~7分の違いしかないことを考えると(経度1度で4分の違いでしたよね!)、7度の緯度の差で、昼の長さに相当影響があるということがよく分かりますね。
因みに日の出の時刻は東京の方が早い…うーん、同じ日本国内でこんなに違いがあるとは。
公転面に対する地軸の傾きが最大になる冬至まで行くと、2都市間の昼の長さには実に45分の違いが出るようです。
勿論、夏至はこの逆で、北の都市より東京の方が昼の長さが短くなります。
中々机の上の作図だけでは分かりにくい天体分野。こういう話で少しでもイメージを掴んでくれたらと思います。