先日、南米チリで起きたM8.6の大地震。日本にまで津波が到達するという事で、先週の日曜日は一日中警報と注意報が出されていました。
因みに阪神淡路大震災のマグニチュードは7.3。Mが1段階上がった時のエネルギーの大きさは約32倍(地震の単元で習いましたね!)ですから、その威力の大きさが推して測れると思います。
さて、この恐ろしい地震。二つの波で出来ていたこと、皆さんは覚えていますか?
そう、P波とS波ですね。
P波は小さい揺れを起こす波で、秒速8kmの速さで伝わります。一方、S波は大きい揺れを起こし、伝わる速さは秒速4kmです。
つまり、P波の方が先に伝わって来るのですが、それからS波が来るまでの間は小さい揺れだけが起きて大きい揺れは起きないという事になります。この小さい揺れだけの状態のことを、「初期微動」と言いました。
そしてこの初期微動が続く時間を使って、震源までの距離を出すことも出来ましたね。詳しくはテキストを開いて見ましょう!
ハイチ・チリと大きい地震が続きました。少し気は早いですが、来年の入試では時事問題として取り扱われる可能性もあるという事です。
世の中で起きていることにも目を向けて、勉強したことと結び付けて考えてみるようにしましょう!