昨日、算数の授業中に、とある生徒が立体図形の問題を解いている最中に、立体の体積から底面積を引き算するという荒業を繰り出しました。
…え、ごめん、その答えは一体何の値なのかな…?
「…」
説明できないでしょう?
「あ、足し算!」
そこじゃないっっ!!
単位の違うものは足し算引き算出来ないでしょう?
小学生3人+リンゴ10個っていう計算が出来る?
なんだか小学1・2年生の授業の様ですが、実はこの症状、この生徒に限らず、算数をただ計算するだけの科目だと思っている生徒に良く見られるものです。
問題文中に出ている数字を適当にそれっぽく計算してお終いにする…
論理的な思考というものが、丸ごと欠落しているのですね。
勿論、それでも記憶力の優れた生徒は、正解を導くものですが、私はどうもこれが大っ嫌いで、「どうしてそうなるの?」「説明して」をついつい繰り返してしまいます。
これを何度も繰り返して納得してもらうのは、非常に時間も手間もかかる作業です。
正直にいうと時々心が折れそうになるのですが、本当に強い学力を身につけてもらうには絶対に必要だと考えているので、今後も諦めずに続けて行くつもりです。
ちょっと待った!また同じことしてるよ?
「あー、えっと…3+5」
いや、良く見なはれ。それも単位違うでしょう?