先日、私の留守中に、昨年度の生徒がお母さんと一緒に訪ねてきてくれたそうです。
なんでも、中学に入って最初の算数・数学のテストで満点を取ったとか。
この知らせを聞いた時、私はもちろん嬉しく思いましたが、それと同時に非常に驚いてしまいました。
何せ、初めて受け持った時の彼の状態ときたら、今だから言えますが、それはもうかなり危機的なものだったのです。
その時、受験校はいざとなったら下げることもできるので、中学に入ってからの勉強がきちんとできる基礎学力だけは付けて送り出そうと決心しました。
何度も間違って、私に檄を飛ばされて、それでも食いついてきた彼は、いつの間にか大きく成長していたようです。
中学準備講座として、春休みまで数学と英語の授業もやりましたが、最後はもう少し褒めてあげれば良かったかな。
今年も色々な生徒を受け持っています。
受験の事だけでなく、その先の事も考えて授業をしよう、今一度気を引き締め直して、日々の授業の反省を重ねていきたいと思います。