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投稿日:2010年06月01日

テーマ: 未分類

モノの管理=情報の管理

生徒が何人もいたら、必ず数人は、モノの管理が出来ない子が混ざっています。

「授業プリントを無くした」(中には「捨てた」という場合も)

「テキストの解答が見つからない」(なぜだ)

「宿題今探してます(ごそごそ…)」(そのまま5分経過)

「先生、俺の消しゴム知らない?」(先生はエスパーではないので知りません)

「あ、あった!」(なんでリュックのポケットから直接出てくるんだ?)

 

他人事として見ている分には「面白いな」で済みますが、問題はこれらが自分の生徒達の発言だという点…(涙)

因みに、成績の良い、あるいは上がりやすい生徒にはこういった発言がありません。

裏返せば、上記のような発言をする生徒達の成績を上方修正するのには、ものすごい苦労を伴うということです。

 

大人の世界でも、デスク周りが片付いている人ほど仕事が出来て、散らかっている人はデキない…とよく言われます。デスクの状態はその人の頭の中と一緒、整理してない人は情報も整理出来ていないんだ…と。

もちろん、世の中には山のように積み上がった本に埋もれて価値の高い論文を発表する研究者もいるでしょうが(笑)、少なくとも中学受験においては、モノの管理の巧みさと成績(結果)には強い因果関係があるように思われます。

 

これは、本人が出来なければ親御さんが手を貸してあげて構いません。

授業プリントは、ファイルを買ってきて、挟んであげれば良いのです。それを子供に渡して、授業プリントここに入れておくのよ、といえば真似をする筈です。

テキストの解答には解答用のファイルボックスを、提出する宿題には提出用のクリアファイルを作成すれば済みます。

消しゴムはペンケースに入れて下さい。(当たり前か…) ランドセルから入れ替えるのを忘れてしまうのなら、学校用のペンケースと塾用のペンケースを別々に用意すれば解決します。

こういった整理整頓のノウハウを大人が教えて、蓄積させていけば本人も段々とやり方が分かって来て、自分で何をどこにしまったかはっきり分かるようになるでしょう。

 

 

因みに授業中に生徒が机の上に置いていた筈の消しゴムや定規を探し始めた場合は、かなりの確率で私が犯人です。(生徒のものが自分のペンケースに入っていたりする…)

「あれ、消しゴムどこやったっけ?」

「(はっ!)…ごめん、ここだ…」

この場を借りて謝ります…ごめんなさい。