サボっていた分の記事を上げなければ!
…ということで、私お得意のオタクネタを投下。(怒らないで下さい)
最近、ガンダムシリーズのとある作品を久しぶりに見たのですが、これにつき、ふと思い出したことがひとつ。
それは今年の2月に吉祥女子に受かった生徒が最後に呉れた手紙でした。
私はその生徒の算数と理科を担当していたのですが、ある日の授業中、理科の問題を解いていたところ、音の伝わり方について、「宇宙では音が伝わらない」という選択肢を選ばせる問題が。
勿論、大気圏の外に出れば空気が無くなりますから、モノを振動させて伝わる音は聞こえなくなります。
ところが彼女は「音は空気の振動である」ということと、「宇宙空間は真空である」ということをバラバラに知ってはいても、ふたつを上手く結び付けて考えられずに、正解を選べませんでした。
こんな時、いつも私が引き合いに出すのがガンダムでして…
「あのさ、ガンダムって見たことある?」
「うーん…弟が見てた」
「そっかあ。あのね、ガンダム見てると宇宙空間で会話する時にヘルメット同士をくっつけたり、相手の機体を触ったりしてるシーンが出てくるんだけど」
「はあ…?」
「それはね、普通にこうやって離れたまんまでは会話出来ないからなんだよ」
「ふーん…」
「音の正体は振動だったよね?真空では振動は伝わらないから離れてると音が聞こえないけど、お互いの一部をくっつければモノを通して音が聞こえるんですね」
「ああ…!」
女の子に対してガンダムネタは無かったかな…と若干反省しつつその日の授業を終えた私でしたが、彼女は前述の手紙に「宇宙の話、面白かったです」と書いてくれていて、理科講師として、そしてガンダム好きとして(笑)嬉しくなりました。
実はこのガンダムと宇宙空間での音の伝わり方の話、私自身が中学受験生だった時に当時の塾の理科の先生がしてくれたものです。
私はこれをずっと覚えていて、後にオタクになりました…(笑)
と、冗談はさておき、その先生のガンダム話のお陰で小学生当時の私に「宇宙空間は真空だから音は伝わらない」という知識が定着したのは間違いありません。
理科は興味や好奇心をくすぐられないと中々やる気の出ない教科かもしれませんが、その点ではこんな雑談も有効だったのかもしれませんね。
今後も出来るだけ生徒の興味をそそるような理科の授業をして行きたいと思った次第です。