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投稿日:2009年06月07日

テーマ: 日記 / 算数

臨機応変というのがどこまで許されるのか実験中

複数の生徒を受け持っていると、中には「勉強の嫌いな子」もいます。

…間違えました、中には「勉強の嫌いじゃない子」もいます。

残念ながら勉強が好きという奇特なお子様には、ほとんどお目にかかりません。

 

現在受け持っている中にも、ずば抜けて勉強の嫌いな子がいますが、いかにこちらが学問の面白みをわかってもらおうと力んでも、なかなか難しいのが正直なところです。

なんとか原理を理解してもらおうと手を変え品を変えやってみましたが、お互いストレスが溜まる一方で一切の光明が見えない… そこでとうとう原則を曲げて講義の方針を変えてしまいました。

 

最初に解法を全て説明してしまう。(しかもちょっと早口で)

図や式を書いて説明に使った紙を隠してその通りにやってもらう。

 

これで原理が理解できるかは正直謎ですが、覚える必要があるため、以前よりちょっとだけ集中してくれるようになりました。

もしかしたら講師としては手抜きなのかもしれないと思っています。

原理を理解しない、ただの解法の暗記は無意味だからです。

無意味な授業にしないため、できる限り原理を解説していますが、それで本当に伝わっているのか。

己の未熟さを痛感しつつ、「わかった!」と言ってくれた生徒の言葉を支えにもうしばらくこの方法を続けてみようと思います。