先週、戻り梅雨について、これくらいの方が良いかも…などと書いてしまいましたが、世間は日照不足でそんな呑気な事を言っている場合では無さそうです。
今年は冷夏なのでしょうか?
夏野菜も秋の果物も新米も、毎年楽しみにしているだけに、不作となると残念この上ないこと。
今年は不況と相まって、農業が脚光を浴びた年でしたが、改めて、人間の営みとは別次元の自然の厳しさを感じます。
さて、普段3教科の授業を受け持っていますが、それぞれ教える際に苦労があります。
中でも国語は、生徒によって上手くいくやり方とそうでないやり方とがあり、毎回緊張。
私自身の技術不足もありますが、どんな生徒にでも通用する教務ノウハウというのが未だ見つからない、というのが正直なところです。
そんな中、担当している5年生の一人が、最近メキメキと国語力を付けてきました。
もともと本を読むのは好きな彼女。
語彙力はその辺の6年生よりずっとあるのですが、さあ読解問題を解け、となるとなかなか上手く行かず、偏差値という意味では伸び悩んでいました。
ところが、夏期講習に入って、少しづつ文章を分析していく(構造を読む、筆者のねらいを捉える)作業の練習をしていったところ、急激に正答率を上げてきたのです。
大人の場合、分析と鑑賞や批評というものを、自然と分けて考えられますが、子供たちはここの区別が曖昧です。
上の彼女は、この壁を超えつつあるのかもしれません。
そう思って彼女の顔を見たら、初めて会った時よりずっと大人びた顔をして見えました。
その横顔を見て、改めて、私も頑張らなければ!と思った次第です。