分かっているのに、合っていたハズなのにバツを食らって悔しいケアレスミス。
親御さんからの学習相談でも、このケアレスミスに関する相談はとても多いです。
私自身も中学受験生時代は散々遣らかしたクチですが、何度も繰り返す内に少しずつ気の付け方が分かってきて、段々減って行ったという記憶があります。
以前、資格試験の準備をしていた友人も、「引っ掛け問題は色々あるけど、解いた回数が多い問題ほど引っ掛からなくなる」と言っていました。
ケアレスミスって、結局経験値の不足から発生するんですね。
とはいえ、この期に及んでもう何度も繰り返してられない!とお思いの親御さんも多いハズ…
そこで、”徹底的に意識する”という防止方法をお勧めします。
私が授業で良くやらせるのは、ノートをブロック分けして、下のブロックに授業のポイントのほか、間違えた所を色ペンでメモするという方法です。
たとえば、「姉と弟の速さ取り違え」などと書いておけば、テスト前にこの下のブロックを一覧しただけで、ポイントと自分が間違えやすいところを意識し直せるという訳です。
また、授業のポイントを赤ペンで書くなら、ミスした部分のメモは青ペンにする、など色分けをするとより頭の中で整理がしやすいと思います。
しかしこれは授業中は私が見ているので良いのですが、自宅学習の際にきちんと出来ているかというとやや微妙…
さらに、プリントで問題演習をする際や、テストでの間違いは反映しにくいという欠点があります。
そこで出てくる秘密兵器が「間違いノート」。
自宅学習でも、塾の授業でも、テストでも、間違えたら即このノートにメモ。
同じような間違いを何度も繰り返すなら何度もメモ。
上記の”下のブロック”を独立させてノートにするという方法です。
手間が掛かるのが難点ですが、それだけに意識には刷り込まれるのではないでしょうか。
ただ、成績上位の生徒にはわざわざこういった事を強要しなくても良いと思っています。
そんな手間をかける時間があるなら1問でも多く問題を解いた方が良いからです。
また、生徒によって合う合わないはあるので、以上の方法が功を奏さない場合もあるかもしれません。
兎に角、「意識する」ことが重要なので、本人と話をしながら、合った方法を見つけてみて下さい。
受験生の皆さんはこのひと月位でケアレスミスはある程度克服しておきましょう!