模擬試験の季節になり、みんなそれぞれ首都圏模試や四谷大塚の合不合判定模試などを受けています。
第1回目の結果が返って来ていると思いますが、思い通りの力は発揮出来ましたでしょうか?
受け持っている生徒の中にも、良い結果が出た生徒と、中々思い通りに行かなかった生徒がいます。
みんなそれぞれ頑張っているとは思いますが、結果が出せなかった人は、日頃の学習姿勢を振り返ってみて下さい。
たとえば、理科。
計算して出さなければならない答えも多いですが、前提として基本事項はきちんと頭に入っていますか?
理科は社会に比べて、覚えることはそんなに多くありません。
しかも、大体問われる知識は決まっているので、何度も同じ問題に遭遇しているはずです。
にもかかわらず、今回知識問題で落としている人!
速攻で覚えなおして二度と同じ問題で間違えないように!
そんな中、今回の首都圏模試では、墓石によく使われるという前提付きで、花崗岩の別名を問う問題が出ていました。
これは理科の教科書にはほとんど載っていないと思います。
正解は御影石(みかげいし)ですが、正答率が非常に低い中、普段お墓参りに行った時などに、親子(あるいはおじいちゃん・おばあちゃんと)の会話でそういう話が出ていた生徒は正解出来たようです。
理科に限らず、好奇心をもって人の話を聞く生徒は、そこで得た知識がひょんな所で身を助けると思います。
それは両親や講師などの大人だけでなく、友達との会話でも同じだと思いますが、成績の上がる生徒は、自分からの発言も多く、授業中もたくさんの質問をしてくれます。
時々、「それは今関係ないだろう」という質問が飛び出して手を焼くこともありますが、非常に能動的に授業に参加してくれるため、こちらとしても話のし甲斐があるというものです。
それに比して、成績の伸び悩む生徒には、受動的な子供が多いようです。
授業中は非常に静かで、こちらが話したことに相槌だけはうってくれますが、その後、内容の確認をしてみると、実は何にも頭に入っていない…ということがしばしば見受けられます。
あるいは、質問をしてくれたと思ったら、「分からない。どうやるの?」…
勉強は自分がやらないと身になりませんよ!