メニュー

投稿日:2009年09月14日

テーマ: 国語 / 国語通信

国語通信(9月号)

 後期授業がスタートしました。「国語はどのようにして取り組むべき教科か?」については前期の段階ですでにお話ししてまいりました。あとは「それを如何にして定着させるか」に懸かっています。そして更に重要なことは定着させるだけでなく実行に結びつけることです。そのしくみを理解し、素直に履行できる生徒こそが勝利者になります。(精神的成長には個人差があり、まだまだそのレベルに達していないお子様もいると思いますが、焦りは禁物です。入試に間に合えばいいのです。足元を一つ一つ固める意識・必ず受かりたい・向上したいという意志だけは継続してお持ち下さい)

 さて、「ドクター通信」にも記しましたが、教科を問わず暗記物が苦手な生徒が増えています。漢字・語句の失点が文章題の足を引っ張るほどもったいない取りこぼしはありません。一点差で入試が決まる怖さを長年見ている私には各生徒の今の状況がとても危うく映ります。残り五カ月です。全力を尽くす覚悟を決めましょう。(中途半端な取り組みゆえの失敗が最も悔いを残し、今後の人生観に悪影響を与えます) 

 ここ最近の生徒(ご父兄)の悩みのなかに「丁寧に読んでいると時間がなくなる」というのがあります。丁寧に読むことは国語の基本ですので外すわけにはいきません。大切なことは「丁寧読み」と「スピード読み」の両立を図るべく工夫をすること。講師もノウハウは提示しますが、指示待ちだけではステップアップできません。伸びる生徒は自ら創意工夫しています。(時間が足りなくなる生徒は読むのが遅いのではなく、無意識のうちに選択問題で時間を浪費しているからだということにお気づきでしようか?その改善が求められます)

 「テストでいつも通りの力が出ない」「緊張してしまう」というのも未だに多い悩みです。緊張するのは普段以上の力を出そうとしたり、場の雰囲気にのまれてしまったりなど、いずれにせよ平常心を失ってしまうことが原因ですが、ライオンがウサギを襲うときいちいち緊張することがあるでしょうか?確固たる自信の無さの裏返しが緊張の正体なのです。だとすれば自信をもてばいいのですが、根拠なき付け焼刃的なカラ元気ではいけません。自信は「ゆるぎない実力」にのみ宿ります。そのゆるぎない実力を身につけることを怠った結果が、精神的弱さを露呈している現在の自分なのです。早い話、単なる努力不足が緊張を招いているのです。力さえつけば解決できることなので、あらこれ悩むヒマがあれば学業にいそしんでください。

今後の永田の授業及び展開.

6年生

1 記述中心の授業が今後しばらく続きます。その間選択問題を含め他の問題が疎かになる可能性があります。「国語のノウハウ・特別編」に再度目を通し、定着させてください。(お手元にない方は永田にお問い合わせください)

2 漢字・語句は進んでいますか?この分野は自己責任ですので永田がいちいちノートを確認するつもりはありません。(希望者がいれば拝見しますが)暗記物の達成率はやる気のバロメーターです。いつまでたっても漢字・語句が定着しないお子様は「本気で受かりたいという気持ちのない生徒」と判断し、こちらから見限ることがあるかもしれません。「四科のまとめ」Aレベルを入試までに二巡させてください。

3 漢字は「でる順」でも構いません。(その他塾で扱っているものはなんでも可)ひたすら覚えましょう。

4 復習は従来通り。週一回30分で構いません。ご両親に解き方を説明するスタイルでお願いします。そしてなによりも定着させることが最優先です。

5 過去問は第5希望校の5年前から手をつけてください。文章題大問1問20分で仕上げること。週2~3回で十分です。ノートに仕上げ、採点・訂正したものはお持ちになってください。そして時間内に全問仕上げることを目標にし、創意工夫してください。

5年生

6年生の次は君たちの出番です。今から本気モードを高めましょう。復習は6年生と同様。宿題は「漢字の練習」の漢字、「予習シリーズ」の語句で十分です。授業では「演習問題集」「演習問題集・基本編」を中心に扱います。