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投稿日:2017年02月20日

テーマ: 算数

あの出来事は何曜日?-算数日暦算の解き方

みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。

 

2017年が始まってから50日ほど過ぎました。時間が経過する

のって早いですよね。

2020年の東京オリンピックもあっという間に来てしまいそうです。

 

ところで、2020年の東京オリンピックの開会式がいつかご存知

ですか。2020年7月24日です。

開会式を見に行けたらいいですけど、果たして何曜日なのでしょう?

 

今日は算数の「日暦算」の解き方を使って、開会式の曜日を求めて

みましょう。

算数 日暦算 1

 

<未来の曜日の求め方>

まず、1年=365日として考えます。うるう年はどうするの?という

声が聞こえそうですが、それは後程。

 

365日÷7日=52週間あまり1日 より、

来年の同じ日付の日は、1つ曜日が進むことになります。

 

今日は、2017年2月20日月曜日なので、

2018年2月20日は火曜日

2019年2月20日は水曜日

2020年2月20日は木曜日となります。

 

これで同じ年になれば、あとは月ごとの日数を数えます。

 

 

2月20日をスタートとして、

3月1日は10日後(西暦2020年はうるう年で2月29日があります)

4月1日は10+31=41日後(3月の日数である31日を足します)

5月1日は41+30=71日後

6月1日は71+31=102日後

7月1日は102+30=132日後

7月24日は132+(24-1)=155日後 となります。

 

155日÷7日=22週間あまり1日 となり、

7月24日は2月20日木曜日の1日後と同じ曜日となります。

したがって、開会式は金曜日に行われることがわかりました。

 

 

未来の曜日を求められたら、過去も気になりますよね。

そこで、1964年10月10日に行われた「東京オリンピック開会式」

の曜日を求めてみましょう。

 

 

<過去の曜日の求め方>

基本的には、未来の求め方と同じです。

1年前の同じ日付の曜日は1つ前に戻ります。

 

1964年の東京オリンピックは10月10日に開会式が行われました。

かつて10月10日が「体育の日」という祝日だったのも、この開会式

を記念して制定されたからです。

 

先ほど求めた2020年7月24日金曜日からスタートします。

1964年7月24日は、2020-1964=56年前

なので、曜日も56日分戻ることになります。

56日÷7日=8週間ちょうどなので、計算上は同じ金曜日です。

しかし、暦には4年に1度うるう年があります。

 算数 日暦算 2

 

この年を通ってさかのぼるときは、もう1日分曜日を戻さないといけません。

 

2020年7月24日から1964年7月24日までの間に、

うるう年は14回ありましたので、さらに14日分曜日を戻します。

その結果、1964年7月24日は金曜日となりました。

 

あとは、先ほどと同じ方法で考えます。

8月1日は8日後

9月1日は39日後

10月1日は69日後

10月10日は78日後  78日÷7日=11週間あまり1日

したがって、10月10日は土曜日だったとわかりました。

 

日曜ではなかったのですね。

 

 

この方法を使えば、自分が産まれた日の曜日、100歳の誕生日の曜日、

ポーツマス条約が締結された曜日(1905年9月5日)も求められます。

ぜひやってみてください。

算数 日暦算 3

 

算数ドクター