みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。
今日は3月14日です。何の日でしょうか?
ホワイトデー!たしかに。
でも、算数の先生にとっては「円周率の日」のほうがピンときます。
円周率=3.14 が一般的ですが、算数の問題では、
「3」だったり「 22/7 」だったりするときもあります。
でも、一般的には3.14が使われますね。
今日は円周率の求め方のお話です。
<円周率はどうやって求めるの?>
円周率とは、直径に対する円周の長さの割合です。
いろいろな方法がありますが、昔から使われているのは、正多角形で
はさんで範囲を狭めていく方法です。
たとえば、半径1㎝の円の内側に接する正方形と外側に接する正方形
を考えてみましょう。
内側の正方形の長さ 約5.65685424㎝
外側の正方形の長さ 8㎝
円周の長さは、5.65685424㎝より長く8㎝より短いことになり、
円周率は、2.82842712より大きく4より小さいことになります。
これではざっくりしすぎてますね。
そこで角度を増やしていきます。
正六角形ではどうでしょう?
内側の正六角形の長さ 6㎝
外側の正六角形の長さ 約6.92820326㎝
円周の長さは、6㎝より長く6.92820326㎝より短いことになり、
円周率は、3より大きく3.46410163より小さいことになります。
ちょっと近づいてきましたね。
この角をどんどん増やしていくことで、3.141592…という値が
求められたわけなのです。
正十二角形だと、ほぼ合体しちゃってます。
<円周率の覚え方>
私が小学生のときに、学校の先生が教えてくれた語呂合わせ。
なぜか今でもおぼえています。
3.14159265(産医師異国に向こう)
358979323846(産後厄なく、身にサバ読む)
2643383279(踏むよ耳、闇に鳴く)
5028841971(号令には早よ行くない)
6939937510(椋さんクック、皆子入れ)
文章には意味はないんですが、これで小数第50位です。
<3.14には意味があった?>
ところで、円周率のことを記号で「π」と書き、「パイ」と呼びます。
英語では「pi」と書きます。
では、お手元に紙を用意していただき、「314」と書いてみてください。
その紙を裏返して見てみると・・・
「PIE(パイ)」になりました!
この「PIE」はアップルパイとかのパイなので、円周率とは違いますが、
不思議な偶然があるものですね。
今日はここまでです。また次回お楽しみに。