みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。
少し前の講師ブログで「計算力」について書きました。
今回はその復習と、さらに計算力を伸ばすトレーニングです。
まずは前回の復習。
中学入試で必要な「計算力」とは、
①何ケタの数であっても筆算を書いて確実に正解できる
②四則演算の順番をきちんと理解し、逆算も間違いなく進められる
③よく出る数値をおぼえていたり、計算の工夫を使える
の3つになります。
多くの人が③を重視し、計算力=テクニックの暗記、計算の工夫の活用と思っ
ていますが、実のところ③の力を伸ばしても、ミスが数%減り、時間が数秒短縮
されるしかメリットはありません。その分、筆算を書かなくなりミスが増えるため、
結局「速く計算できるけど正解率があまり上がっていない状態」になります。
分数と小数の変換、3.14のかけ算、平方数、三角数あたりは、わざわざ書き出
して覚えなくても、自然とおぼえられるものです。おぼえるよりも「使う」です。どれ
だけ「16×16=256」に触れて思い出したかが大切です。
そしてもう一つのポイントが「筆算」です。
暗算すべきときは暗算し、筆算すべきときは筆算を書くという使い分けができる
お子様は、計算ミスをほとんどしません。
16×16×3.14の計算を、
3.14×250+3.14×6=785+18.84=803.84
と工夫を使って解くのは良いですが、きちんと筆算を書いて正解できれば問題
ないのです。
そこで、今回も骨太の計算問題を用意しました。
計算のやり方はわかるけど面倒なものばかり。そこで手を動かしてきちんと
正解できる計算力が備われば怖いものはありません。
ぜひチャレンジしてみてください。
一番小さい素数(1とその数自身の2つしか約数を持たない数)は2です。
では、小さいほうから数えて50番目の素数はいくつですか。
あるきまりで数を並べました。最初から数えて20番目の数はいくつですか。
1、2、3、5、8、13、21・・・
100人の生徒から、学年代表4人を選ぶ選び方は何通りですか。
次の計算をしなさい。割り切れない場合は小数第12位を四捨五入しなさい。
1÷2023=
1920年の日本の総人口は55963000人、
2010年の日本の総人口は128057000人です。
この90年で総人口は何%増えましたか。
小数第4位を四捨五入し、小数第3位までの数で答えなさい。
いかがでしたか。面倒と思ううちはまだまだです。
何の感情もなく淡々と計算に取り組めれば、完璧な計算力が身についたと
言えるでしょう。ぜひ頑張ってください。正解は数行下に記載しておきます。
正解 問題1 229
素数は小さい方から、
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,53,59,61,67,71,73,79,83,89,97,
101,103,107,109,113,127,131,137,139,149,151,157,163,167,173,179,181,
191,193,197,199,211,223,227,229です。
問題2 10946
これはフィボナッチ数列(1つ前の数と2つ前の数の和になっている数列)
です。
1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610,987,1597,2584,4181,6765,10946
問題3 3921225通り
100人から4人を選ぶので、
(100×99×98×97)÷(4×3×2×1)で求めます。
問題4 0.00049431537
問題5 128.824%
2倍になったら、200%=100%増ということです。