みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数・理科科の川上と申します。
本日はタイトルの通り、和分解の問題についてお話しいたします。
一番まずいのは、無秩序に以下のように数え上げることです。
[ダメな例]
(4,1,4)
(2,1,6)
(1,4,4)
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理由は2点あります。漏れが生まれやすいということと、重複に気付きづらいということです。
それを防ぐために、数字を小さい順に書き、数え上げてみます。
[小さい順に数え上げる]
(1,1,7)
(1,2,6)
(1,3,5)
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このように数え上げることで漏れを防ぎ、重複も防ぐことが出来ます。
この方法で漏れなく、重複なく数え上げられる子は全く問題ありません。
ですが、この方法だと「どこまで数えていけばよいかがわからない」という子や
「どうしても数え漏れが生まれてしまう」という子が毎年います。
そんな子には大きい順に数え上げることをお勧めしています。
[大きい順に数え上げる]
(7,1,1)
(6,2,1)
(5,3,1)
(5,2,2)
(4,4,1)
(4,3,2)
(3,3,3)
細かい話ですよね。「そんなのどっちでも同じだよ!」なんて声が聞こえてきそうです。
元サッカー日本代表監督の岡田氏の「勝負の神様は細部に宿る」という言葉があります。
「小さなこと、細かいことをおろそかにしてしまうことで、大きな目標を逃してしまうことがある。だからこそ細かいこと一つ一つにこだわって物事に取り組むことが大切である。」
という意味の言葉だそうです。
入試まで残りわずかですが、目の前の1問1問を大切に勉強していきましょう。
受験生の皆さんを、心より応援しています。
それでは、失礼いたします。
受験ドクター 川上亮