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投稿日:2010年08月06日

テーマ: 算数

夏期テキストは現在の自分の学力に合っていますか?

こんにちは。毎日暑いですね。夏期講習も中盤に入り、生徒の皆さんと同じく私もあつい真剣な日々

を送っております。

 

さて今回のテーマは算数の夏期テキストの補強教材です。

現在生徒の皆さんが使用している夏期テキストは自分の学力に合っていますか。

たとえば基礎レベルの問題ができないのに標準レベルの問題を中心に扱っているテキストだけ取り

組んでも成績はほとんど伸びません。

何回復習しても基礎が分かっていないため深い理解ができず、解法の暗記のような復習の仕方にな

ってしまい解法を身につけることができないのです。

基礎レベルの問題が解けて初めて標準レベルの問題が解け、

標準レベルの問題が解けて初めて応用レベルの問題が解けます。

現在の学力や使用中のテキストのレベルを正確に把握することは非常に大切なのです。

そして使用している夏期テキストが自分の学力に合っていないのでしたら、せっかく夏期講習を毎日

懸命に頑張っても夏休み明けにほとんど成績が上がっていない、下手をしたら下がっているということ

になりかねません。

そこで自分の学力に合った教材と夏期テキストを併用する勉強を強くお勧めいたします。

夏期テキストが自分の学力に合わない割合が高いと感じる場合、他の教材で必ず補強した方がよい

でしょう。(授業中に行う問題の正答率がかなり高い、もしくはかなり低い場合は合っていない可能性

が高いです。)

また以下で述べます学力別の勉強法と合っていない場合も補強した方がよいです。

 

では次にどのような教材を使用した方がよいのか学力別に見てまいります。(ただし今回は偏差値55

までの生徒さんを対象にいたしました。)

 

①偏差値~40の生徒さんの場合

基礎問題を解くことが中心の勉強(解く問題の7、8割以上が基礎レベル)を行い夏休みの間に基礎を

徹底的に固める必要があります。

応用自在・四科のまとめ・新小学問題集・ベーシック問題集(サピックス生用)がお勧めです。

 

②偏差値40~50の生徒さん

偏差値が45までの生徒さんが夏休みに解く基礎レベルと標準レベルの問題の割合は5:5がよいでし

ょう。

偏差値が45を超える生徒さんは基礎レベルと標準レベルの問題の割合は4:6か3:7がいいです。

どちらの生徒さんも夏休みに基礎レベルの問題を十分に解いて基礎力を完成させましょう。

お勧めの教材は 四科のまとめ・応用自在・ベーシック問題集(サピックス生用)・バックアップテキスト

(早稲アカ生用)・予習シリーズ です。

重要分野や弱点分野に絞って使用してみて下さい。

③偏差値50~55の生徒さんの場合

標準レベルの問題を数多く解く勉強を中心に行いむやみに難問ばかり解くのはやめましょう。

夏の間に弱点分野を中心に基礎力の確認をしておきましょう。

お勧めの教材は 四科のまとめ・応用自在・予習シリーズ・バックアップテキスト(早稲アカ生用) で

す。

 

是非とも夏期テキストが現在の学力に合っているかどうかの確認をなさっていただき、ただ塾のカリ

キュラムに沿って過ごすのではなく努力が結果に結びつく勉強を効率的に行い最高の夏休みを過ご

していただきたいと切に願っております。