みなさんこんにちは。受験ドクターの久米です。
今回は、集団塾での指導と受験ドクターでの個別指導の違いについて、
算数を中心にお話ししたいと思います。
算数の解き方自体は、集団塾と個別指導での違いはさほどありません。
食塩水を例に出すと、問題の解き方は大まかに分けて以下の4つです
②面積図を使う
③天びん図を使う
④ビーカー図を使う
この4つの解法については、集団塾でも個別指導でも、同じように使っています。
それでは何が違うのでしょうか。
違いは大きく分けて二つあります。
集団塾と個別指導の違い
一つは、解き終わった問題を検証したり、別解を提示したりするかしないかです。
集団塾の場合は、お子さんの人数が多く、
授業内に終わらせなければいけない問題も多いので
「食塩を加える問題なら面積図だよね!」と先生が方針を決め、
それに従ってお子さんが解いていくということになります。
正解していれば、細かい解き方についての指摘は入りません。
ところが、個別指導の場合は、先生が解き方まで見ているので、
正解するだけでOKとはなりません。
「面積図をどういう順番で書いているか」
「式やメモをしっかり残せているか」というところまで先生からツッコミが入ります。
また、解法の選択自体についても、
「今回は面積図でやったけど、天びん図の方が早いかも」
「やりとりの問題で今回はいくら移したかに注目したけど、合計一定に注目しよう」
などのアドバイスをすることが多くあります。
もう一つの違いは、他の問題と区別する方法や、他の問題との共通点について、
説明する時間を長く取れるか取れないかです。
集団塾の場合は全体のカリキュラムが決まっているので、
「先生が例題をスピーディーに説明して類題を生徒が解く」というパターンで進行します。
個別指導の場合はその子の進度に合わせますので、
その子が出来ていない問題はじっくり解いて、出来る問題は飛ばす、
というメリハリがつけられます。
ですから、食塩を加える問題の面積図を教えるときに、
「つるかめ算の面積図は平均となる部分が2つ、加塩の面積図は3つある」
という相違点や、
「式を並べて書いたときに、分からない部分が4つあったら面積図を使うんだよ」
という共通点を指摘することができます。
問題一つ一つの解き方を教え込む集団塾に対し、
お子さんが正答を出すための方法を指導するのが受験ドクターの個別指導だと言えます。
それではまた。受験ドクター、久米でした。