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投稿日:2024年04月23日

テーマ: 算数

中学受験算数 単位はイメージで覚えよう(体積編)

みなさんこんにちは。
受験Dr.の久米です。
今回は算数でよく出てくる、体積の単位についてお話しします。

4年生になって出てくる体積の単位、苦手な人も多い分野です。
mL(ミリリットル)、dL(デシリットル)、L(リットル)、kL(キロリットル)に加え、
㏄(シーシー)と㎤(りっぽうセンチメートル)も出てきます。
でも大丈夫!
今から述べる3つの根本原理をおさえましょう。
それだけで体積の単位を理解することができます。

①mL、㎤、㏄は同じ単位
mL、㎤、㏄は全て同じ単位を表しています。1mL=1㎤=1㏄です。
したがって、100mL=100㏄となりますし、10mⅬ=10㎤となります。

1mLは納豆一つぶ、1dL=納豆1パック、1L=牛乳1パック、1kL=お風呂と考える
1mLと言われても、どれくらいの大きさか想像できない人も多いでしょう。
1mL=納豆1つぶ、1dL=納豆1パックをイメージしましょう。

小学4年生の太郎くんが、朝ごはんに納豆を食べようと思ってパックを空けます。
納豆は何つぶくらい入っているでしょうか。

納豆のイラスト

中に納豆が1つぶだけしか入っていなかったら…太郎くんは泣いてしまいます。
納豆が10つぶなら?一つぶよりはましですが、すぐ食べ終わってしまいます。
納豆が100つぶだと、ちょうどいいですね。
もし納豆が1000つぶあったら、大変です。食べているうちに学校が始まってしまいそうです。
やはり納豆1パックには100つぶくらいがちょうど良さそうです。
納豆1パック(1dL)=納豆100つぶ(100mL)と覚えておきましょう。

また、納豆10パック=牛乳1パックです。

牛乳パックのイラスト

お腹が空いた太郎くんが納豆10パックを全部いっぺんに食べるとき、
お箸を使ってちまちま食べるのが面倒になってしまいました。
そこで太郎くんは空の牛乳1パックに納豆10パックをいっぺんに流しこみます。
そして納豆で満タンになった牛乳パックからごくごくと納豆を飲み干します。
そんな豪快な太郎くんをイメージしましょう。
牛乳1パック(1L)=納豆10パック(10dL)=納豆1000つぶ(1000mL)と覚えておきましょう。

納豆大好き太郎くん、ついに納豆のお風呂に入ることにしました。

お風呂に入る子供のイラスト

家のお風呂(1kL)に、納豆でいっぱいの牛乳パック(1L)を1000パック入れました。
そうすると、お風呂には納豆が1000つぶ×1000=1000000つぶ入ることになります。
100万つぶの納豆風呂を想像してみてください。
匂いがなかなかすごいことになりそうですね。
家のお風呂(1kL)=牛乳1000パック(1000L)=納豆100万つぶ(1000000mL)と覚えておきましょう。

まとめます。
1mL=1㎤=1㏄
1dL=100mL
1L=10dL=1000mL
1kL=1000L=1000000mL

それではまた。受験Dr.久米でした。

算数ドクター