最近の学習相談で多いご質問
「7月にある合不合予備に向けて、算数はどんな対策が必要ですか?」
7月8日に実施される四谷大塚の第2回合不合予備
これまで学習した全ての内容が出題範囲になるので、一体何から手をつければよいのやら・・・ということなのだと思います。
四谷大塚のカリキュラムにしたがって学習を進めているのであれば、第18回が終わるまでは入試において重要な単元が続きます。
特に、速さと比、立体の切断、点の移動など、1週間の学習だけでは到底仕上がらない重い単元ばかりです。
毎週の学習単元をしっかり理解・定着させることを優先すべきですので、その理解が曖昧なようであれば、並行して合不合予備対策を行うのは避けたほうが無難です。
どちらも中途半端なままになるよりは、その週の学習単元に専念して定着度を上げていきましょう。
その場合は、「テスト=現時点での穴を明確にするもの」ととらえ、「現時点で何ができていて、何ができていないのか」をテスト結果から読み取ったうえで、夏期講習でどの単元の学習に力を入れるべきかを明確にして下さい。
では、合不合予備対策に時間を割く余裕がある場合に、何をやればよいのか?
[2]の一行問題や[3]~[6]あたりの大問で失点するケースのほとんどが、わからないから解けないというよりは、忘れているから解けないという状況。
ならば、その忘れているための失点を極力防ぐには
(1)『予習シリーズ』5年上・5年下・6年上の総合回基本[1]
(2)『計算と一行問題集』5年上・5年下・6年上の総合回6ページずつのうち、4~6ページ目の一行問題だけ
のどちらかに取り組むとよいでしょう。
また、何かひとつテーマを決めて、『予習「シリーズ』の例題を徹底的に復習してもよいでしょう。
平面図形と比であれば5下第13回・第14回・第16回、6上第1回・第3回・第6回・第10回・第12回
つるかめ算・不定方程式であれば5上第12回、5年下第8回、6年上第2回
水そうとグラフであれば5上第9回・第14回、6上第2回・第4回
など。
注意したいのは、欲張らないこと。
復習を始めると、あれもこれもと気になってしまうので、あらかじめやるべきことを決めておき、それを確実にこなして下さい。
もう一度言います(書きます)。
絶対に欲張らないで下さいね。