みなさん、こんにちは。 受験ドクターの海田真凜です。
前回のブログを読み返してみたら
あらら、名乗らずにいきなりお話を始めていました。
礼儀を知らない人ですね~
きっと、花粉症のツラさを訴えたい一心で書いていたんでしょうね~
・・・大変、失礼いたしました。
今後はちゃんと名乗ってから始めます。
さて、今回のお題は
「受験する学校、どんな基準で選んでいますか?」
すでに志望校が決まっており、合格目指して一直線!
→まったく問題ありません。
そのまま走り続けてください。
まだ志望校が決めきれていない
これから学校選びを始める
→慌てる必要はありません。
“学校選びの基準”さえ固まれば、
おのずと選択の範囲が絞られます。
その“学校選びの基準”は
大別して5つ挙げられます。
でも、その前に、
学校選びの大原則を確認しておきましょう。
< 学校選びの大原則 >
受験するのも
合格に向けて努力するのも
その学校に通うのも
当たり前ですが、主語は生徒自身。
ですから
中学受験の主人公である生徒自身の希望を第一に考える
これが学校選びの大原則です。
それに対して
「希望は叶えてあげたいと思います。
でも、ウチの子、たいした理由もなく、その学校を受験したいと。
それで本当によいのでしょうか?」
というご相談を受けることがあります。
制服がカワイイから、とか
文化祭で在校生が優しくしてくれたから、とか
この学校なら周囲からスゴイと思われるから、とか
それって、大人からすれば、「たいした理由もなく」、でしょうが
生徒にしてみれば、その学校を目指すのに必要十分な理由。
そう、こんな風に
いつの時代でも
ただ、なんとなく
もしくは
大人からすると、とてつもなく安易に思える理由で
受験する学校を選ぶ生徒っているんです。
何を隠そう( いや、隠す必要もありませんが )
海田もその1人。
中学受験のときに、その学校を選んだ理由は、ただひとつ。
☑ プールがないから
大の水嫌いである海田にとって
プールの授業があるかないかは、死活問題。
小学校のプールがある日は
雨乞いの本を熟読して大雨を降らせようとしていましたから。
サーフィンはいいけど、プールは嫌だ~。
そんな、しょーもない理由を
ウチの親は温かく受け入れてくれました。
学校を選んだ理由が、どんな理由であれ、
生徒の学習のモチベーションにつながるならOKです。
生徒自身の意思は最大限に尊重してあげてください。
< 学校選びの5つの基準 >
いわゆる学校紹介の本が売られていますが
どれも電話帳なみの厚さ。
それだけ学校がたくさんあるということですね。
その中から、自分にピッタリの学校を探すのはなかなか難しい。
そこで、“学校選びの基準”として挙げられるのが、次の5つ。
(1) 私立 ・ 国立 ・ 公立中高一貫
(2) 男子校 ・ 女子校 ・ 共学校
(3) 進学校 ・ 大学附属校
(4) 宗教教育の有無
(5) 理系・文系別大学進学実績と英語教育
この5大基準にしたがって選択すると、
一定範囲の学校群にしぼることができます。
あとは、そこに「偏差値」と「過去問との相性」を加味すれば
数校にまでしぼり込むことができるはずです。
そこまでしぼれば、あとの選択は生徒に委ねましょう。
前述のように、「どうなの、それって?」と思える理由でも
ここでは、生徒自身の意思を尊重、です。
学校別の入試対策や傾向はこちらへ!
http://www.chugakujuken.jp/gakkoubetsu/
< 知っておくと得する基準 ~ 医師への道 >
学校紹介の本には詳しく載っていない
知っておくと得する“学校選びの基準”をここでひとつお伝えします。
それは、私大医学部や私立医科大の指定校推薦について。
医学部を目指す生徒が近年増えている印象があります。
特に女子。
医学部志望の女子生徒が目指す学校は
桜蔭と豊島岡女子が筆頭ですね。
でも、ちょっとそのレベルはキビシイかも・・・
という私立医科大志望の女子生徒にとって狙い目なのは
医学部のない大学附属校
なぜなら、私立医科大の指定校推薦枠を複数持っているから。
北里、獨協医科大、東京女子医大、聖マリアンナ医科大 etc.
このような大学を目指すのであれば、指定校推薦枠の活用がおススメ。
青山学院、成蹊、成城学園、玉川学園
(↑共学校なので、私立医科大志望の男子生徒も狙い目)
日本女子大附属
といった学校が該当します。
大学受験はもういい、附属で楽しく過ごしたい
という受験層が多い学校群ですが、
入学後、定期試験をきちんと乗りきり
素行をよろしくしておけば
推薦枠での私立医科大合格が狙えるわけです。
医師への道を目指すなら
選択肢のひとつとして頭の片隅に留めていただければと思います。
< 学校説明会 ~ 塾対象の学校説明会で情報ゲット! >
“学校選びの基準”にしたがって、ある程度まで学校をしぼったら
学校説明会で情報収集です。
今はネットで様々な情報を手にすることができます。
ただ、掲示版には主観で書き込まれた情報しかないので、
学校の本当の姿は直接見聞きしないとわからないもの。
5月・6月は学校説明会が数多く開催されるので、
お時間あれば、ぜひ足を運んでみてください。
また、ご家庭対象の学校説明会とは別に
塾関係者しか参加できない、塾対象の学校説明会があります。
ドクターの講師陣も参加しますので、
気になる学校があれば、ぜひお声かけください。
仕入れた情報を、こっそり、お伝えします。
さて、次回も「間違いだらけの○○」でいこう♪ ともくろんでいますが
どうなることやら。
乞うご期待。